名古屋商科大学に新たな風！3名の専任講師が着任

名古屋商科大学は、2025年度から新たに3名の専任講師を迎え入れることが発表されました。それに伴い、同大学の教育プログラムにも新たな展開が期待されています。具体的には、経営学部にはJEONG Jeeyoon氏、経済学部には納田泰成氏、国際学部には石谷佳穗氏がそれぞれ専任講師として着任します。

JEONG Jeeyoon氏は、高麗大学校ビジネススクールで博士号を取得後、リサーチ・プロフェッサーとしての経験を経て、名古屋商科大学に加わりました。彼の専門分野はAI導入、リーダーシップ、人事管理、ナレッジマネジメントにあり、特にAIが従業員の態度や行動に与える影響を研究しています。この豊富な知識が、経営学部の学生にとって貴重な資源となるでしょう。

一方、納田泰成氏は、大阪大学大学院での学びを経て、ライス大学で経済学の博士号を取得しました。彼の研究の焦点は金融経済学や実証産業組織論であり、特に構造推定手法を用いた投資信託産業の競争構造の分析に力を入れています。これにより、経済学部の学生たちが現実の経済状況を理解しやすくなることが期待されています。

さらに、国際学部には石谷佳穗氏が着任します。名古屋大学で学び、2024年3月には博士（文学）号を取得しています。彼女の研究対象は日本の近世文学であり、特に江戸時代の女性文学やその背景にあるジェンダー問題について深く考察している点に特色があります。文学部の学生たちは、彼女の指導のもとで古典文学の新たな視点を学ぶことができるでしょう。

名古屋商科大学では、これら3名の新任講師が追加されることで、文理の枠を超えた31種類のメジャーが新たに設立されることにも注目が集まっています。このメジャー制度は、学生が入学後に幅広い分野の学びを経験し、2年次の後半に自身の専攻を選択できるシステムです。卒業研究に向けてのセミナー教育を通じて、専門性を高めることができるため、学生にとって非常に重要な制度となるでしょう。

名古屋商科大学は、将来のビジネスリーダーを育成するため、教育の質を向上させるための努力を続けています。新任講師たちの専門知識と経験は、学生たちに新しい教育の機会を提供し、卒業後のキャリアにも大きな影響を与えるはずです。2025年度の教育プログラムがどのように展開されるのか、今から期待が高まります。名古屋商科大学の新しい取り組みは、教育界にとっても注目の的となるでしょう。