沖縄の国際バカロレア校が提供する新たな教育システム
沖縄県那覇市に位置する株式会社オキナワインターナショナルスクール(OIS)は、最近ハイフレックス型授業システムの開発を完了しました。このシステムは、従来の対面授業とオンライン授業を融合させ、幅広い生徒に学びの機会を提供することを目的としています。
開発の背景
2020年3月、コロナウイルスの影響を受け、OISは一早くオンライン授業を開始しました。一人一台のiPadを活用し、ZOOMによる授業を行っていましたが、対面授業の再開後も一部の生徒が自宅からリモートで受講している現状が明らかになりました。これにより、オンライン授業では生徒の理解度が不十分であることが判明しました。そこで、双方向コミュニケーションを強化するために、新たなアプリの開発を模索したものの、適当なものが見つからなかったため、ものづくり補助金を活用して今回のシステム開発に取り組むこととなりました。
ハイフレックス型授業の特徴
新たに開発されたシステムには、以下のような優れた特徴があります:
- - 常時確認可能な画面:ホワイトボードや教員の顔が常に生徒から見えるようになっており、リアルな授業の雰囲気を保っています。
- - リアルタイム課題確認機能:生徒がiPadで課題を解く様子を全員が同時に確認できるため、教員は適切なサポートを行うことができます。
- - 使いやすさ:低学年の生徒でも使いやすいユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)が設計されています。
このシステムの導入のおかげで、教員は対面の授業を行うだけでよく、パワーポイントなどの資料を事前に用意する必要がなくなりました。また、リモートで受講している生徒も教室にいる生徒と同様の体験を享受できるという声が寄せられています。現在のところiOSのみの対応ですが、今後PCやAndroidにも対応できるウェブアプリの開発を計画しています。
オキナワインターナショナルスクールの紹介
オキナワインターナショナルスクールは、2003年に沖縄県那覇市で英語環境を基盤にしたプリスクールとして開校し、現在は幼小中高一貫の国際バカロレアに対応した教育を提供しています。この学校の理念は、すべての学習者が「真理の探究者」となるべく、民族、国籍、言語、宗教、政治的な違いを超えて理解し、尊重し合うことを大切にしています。
学校の使命は、教育を通じて「人権と平和」、「自然環境との共生」、「多文化理解」を基軸にした探究教育を推進し、地域社会や国際社会を理解する力を育成することです。このため、コミュニケーションスキルや論理的思考、ICTスキルを重視したカリキュラムを組んでいます。
新たなハイフレックス型授業システムの導入は、OISにとって教育の質をさらに向上させる重要な一歩となることでしょう。これからの展開にも期待が寄せられます。
お問い合わせ先
本件に関する問い合わせは、株式会社オキナワインターナショナルスクールの広報担当、知念までご連絡ください。電話番号は098-948-7711、メールアドレスは
[email protected]です。