鉄建建設、鉄道体験会を開催
2024年11月11日、鉄建建設株式会社は東京都千代田区にある建設技術総合センターで、千葉県立千葉盲学校の中学部の生徒たちを対象に鉄道体験会を開催しました。このイベントは、普段触れることが少ない鉄道設備に実際に触れ、駅や鉄道の仕組みを学ぶことを目的としています。特に視覚に障がいのある方々が安全で安心して生活できるような知識を提供し、事故を未然に防ぐ助けとなることを目指しています。
鉄道設備との触れ合い
参加した生徒たちは、まずホーム上で点字ブロックやホームドアの設備に触れる体験からスタートしました。列車の非常停止警報装置を一人ひとりが押すことで、その操作感を学びました。さらに、ホーム下からホームに触れて、実際に自力でのぼることがどれだけ難しいかを理解し、退避スペースの具体的な状況を確認しました。
軌道体験
次に、軌道に降りてレールと枕木の間隔を体験しました。また、転落検知マットの存在を実感し、万が一の状況でどう行動すべきかを学びました。特に、レールの間で寝てもらう疑似体験では、体の上を列車が通過する感を感じ、交通安全を意識する良い機会となったようです。
踏切での学び
踏切では、障害物検知器や非常停止ボタンを押して、列車がどのように止まるのかを実体験しました。これにより、電車の利用時の安全意識が高まったようです。参加者からは「通学に電車を使っているが、赤い線の意味について理解できた」との声もあり、教育効果が実証されました。
参加者の声
体験会後の参加者たちは、体験を通じて新たな知識を得たことに喜びを感じていました。「鉄道ファンにはたまらない内容だった」という感想もあり、教室での学びでは味わえない貴重な経験となりました。
社会貢献への取り組み
建設技術総合センターは、鉄道体験会以外にも社員研修や大学生向けのカリキュラムを実施しています。また、地域の方々を対象とした見学会も積極的に行い、広く社会に貢献する企業を志向しています。今後もこのような取り組みを通じて、地域や社会への貢献を続けていく姿勢を示しています。
鉄建建設は、視覚障がいを持つ方々のための安全確保に向けた取り組みを今後も継続していく意向を示し、社会的な責任を果たす企業としてさらなる活動に期待が寄せられています。