中古住宅リノベーションの実態調査
株式会社MEMOCOがゼロリノベと共に行った調査によると、94名の中古住宅リノベーション経験者が語るリアルな声や、満足度、そこでかかった費用について詳細に解説します。
調査概要
本調査は、2024年10月15日から12月30日までの期間に、インターネットを通じてクラウドソーシングサービスを用いて行われました。参加者は94名で、男女比はほぼ均等。年代は20代から60代以上にわたり、多様な視点が得られました。
20代:約21%
30代:約30%
40代:約26%
50代:約13%
60代以上:約10%
男性:約51%
女性:約49%
リノベーションの詳細
完工時期と物件種別
回答者にリノベーションが完工した時期と、その物件の種類について伺ったところ、戸建て住宅が76%を占めており、マンションは24%でした。
- 6ヶ月以内:約17%
- 1年以内:約17%
- 1年半以内:約12%
- 2年以内:約16%
- 3年以内:約35%
-
マンション
- 500万円未満:約51%
- 500万円〜699万円:約16%
- 700万円〜899万円:約11%
-
戸建て
- 500万円未満:約52%
- 500万円〜699万円:約24%
- 700万円〜899万円:約12%
満足度の結果
参加者に中古住宅のリノベーションに対する満足度を尋ねたところ、「満足」と回答したのは52%を占め、「どちらかというと満足」の46%と合わせると、全体の98%がポジティブな反応を示しました。ただし、一定数からは満足しきれない要素も寄せられました。
満足した理由
1. 素晴らしい新築同様の仕上がりと快適さに大満足(男性 50代)
2. 経済的な理由から新築よりも大幅に費用を抑えられた(男性 30代)
3. デザインに自分好みの要素が反映され、心地良さを感じる(女性 30代)
どちらかというと不満の理由
- - 費用感が思った以上に高くついた(女性 20代)
- - 収納スペースの設計に後悔が残った(女性 30代)
再びリノベーションを選ぶか
リノベーションを再度選ぶか尋ねたところ、78%が「選ぶ」と答え、物件の質やコストメリットからそう判断したことがうかがえます。一方、約22%が新築志向の声も挙げており、理由としては時間がかかる点やメンテナンスレスの利点が挙げられました。
結論
今回の調査から、中古住宅のリノベーションに対する理解が深まります。多くの人々が高評価を寄せる中古物件は、理想の住空間を作る上で絶好の選択肢といえるでしょう。コスト面でも魅力が大きく、かつて手が届かなかった理想の立地や条件を実現する手助けとなるかもしれません。リノベーションの経験者からのリアルな声は、これから中古住宅購入を検討する人々にとって、今後の指針となることでしょう。