男性育休の進化
2025-09-19 11:52:05

男性育休取得率が進化する社会へ向け「男性育休白書2025」が示す新たな傾向

男性育休取得率が進化する社会へ向け「男性育休白書2025」が示す新たな傾向



積水ハウス株式会社は、男性の育児休業取得に関する調査結果、「男性育休白書2025」を発表しました。今回の調査では、未就学児を持つ男性の育休取得率が36.3%に達し、これはおよそ3人に1人が育休を取得していることを意味しています。

この調査は、企業で働く男性の育休取得の実態を把握するために行われ、積水ハウスはこのデータを通じて、より良い育休取得を目指す社会づくりに貢献する狙いがあります。特徴的なのは、育休取得が進む中で見られる意識の変化です。特に、育休を取得する男性の意欲や自発性が増しているという点が挙げられます。

育休取得の現状とトレンド



近年、特に若いパパ・ママ層において、育休取得率は急速に高まっており、調査対象の約8割が「自分の希望で育休を自主的に取得した」と答えています。しかし、中には「育休中に何をすればいいのか分からない」と感じている人が半数以上(53.6%)いることも示されました。この「手探り育休」という状態は、今後改善が求められる課題であると言えます。

意識改革の兆し



調査結果によると、育休を取得した夫に対して「とるだけ育休」とは思わないと考える女性が増えてきており、前年から10ポイントも増加しました。これは、育児に対する男女共の意識がポジティブに変化していることの証左でしょう。男性の育休取得が当たり前となる未来へ向け、企業だけでなく、家庭内での意識改革も進行しています。

夫婦間のコミュニケーションがカギ



より良い育休を実現するために重要なのは、夫婦間のコミュニケーションです。家庭内のコミュニケーション満足度が55.6%の場合、夫が「とるだけ育休」と評価された一方で、「そうではない」という評価を得られた場合は86.6%と、30.9ポイントも高くなっています。このことからも分かる通り、育休中の夫婦間の会話や役割分担の確認が、家事や育児の満足度に直結していることが考えられます。

育休取得によるポジティブな変化



男性が育休を取得することにより、家事・育児での実践数が増えたとの結果も得られました。育休取得前は平均5.99個だった家事・育児実践数が、取得後は8.36個に増加し、育児を楽しむことができたと感じる男性が約80%に達しました。このようなポジティブなフィードバックが、今後ますます男性の育休取得を促進する要因になるでしょう。

男性の家事・育児力全国ランキング2025



この育休に関する調査と並行して行われた「男性の家事・育児力全国ランキング2025」でも、沖縄県が2年連続で第1位に輝きました。この結果は、沖縄県が男女共同参画の実現に向けて行っている各施策の成果と言えるでしょう。一方で、岡山県や福井県が急上昇している様子も見逃せません。

沖縄県知事の玉城デニー氏も、県が掲げる男女共同参画計画について言及し、意識改革を進めるための具体的施策が着実に推進されていることを強調しています。

まとめ



積水ハウスが発行する「男性育休白書2025」は、育児休業取得の現状と今後の課題、さらにはポジティブな変化をもたらす可能性のあるデータを提供しています。育休取得が当たり前となる社会の実現を目指し、男性育休の推進は必要不可欠です。企業と家庭が協力し合い、共に育児を楽しむ文化を築いていくことが求められます。


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