リメイクブランド『ビーリリースト』が『ミドラ』と初コラボ
リメイクの新たな可能性を引き出すブランド『ビーリリースト』が、ファッションブランド『ミドラ』と手を組み、2025年春夏シーズンに向けてのコレクションを発表します。これに伴ってポップアップイベントが、4月29日(火・祝)から5月6日(火・祝)までの間、渋谷にある『ラグタグ』店で開催される予定です。
『ビーリリースト』とは?
『ビーリリースト』は、ワールドグループが提案するリメイクブランドで、ユーズドセレクトショップ『RAGTAG(ラグタグ)』の余剰在庫から厳選された古着を使って、異素材を組み合わせた作品を生み出しています。丁寧な縫製と独自のデザインが特徴で、ユニセックスで着用できるアイテムが多いのも魅力です。持続可能性を重視し、新たな生地を使用せずにリメイクを行うことで、環境にも配慮しています。
『ミドラ』の特徴
一方で、ファッションブランド『ミドラ』は、2015年春夏コレクションからスタートし、東京の日常を体現するスタイルを提供しています。『ONE TOKYO USUAL』というコンセプトのもと、スタンダードなアイテムやクラシカルなディテールに音楽的・数学的・物語的要素を盛り込んで再構築し、独自のファッションを展開しています。
コラボコレクションの特徴
今回のコラボレーションでは、デザイナーの安藤大春氏が手掛ける『ミドラ』のアイコンである「Mlogo」をパッチワークデザインに取り入れています。特に注目すべきは、老舗染工『京都紋付』の技術を駆使した「深黒加工」により、独特の黒染めが施されたアイテムです。このような工程を経て、リメイクされた商品は、リニューアルされたデザインの中にも元の衣服の面影を残し、一点ものの魅力を持っています。
ポップアップでは、『ビーリリースト』のリメイク力と『ミドラ』の建築的なプリーツワーク、ボタニカルなシルエットが融合した多彩なコレクションが展開される予定です。バルーン袖のバンドカラーシャツドレスやハーフスリーブシャツなど、個性的なアイテムが勢揃いします。
循環型ファッションの実現
今回のコラボによる黒染めリメイクは、アイテムの使用回数を増やし、持続可能なファッションの実現に貢献しています。各アイテムのエイジングの違いが風合いの差となり、新たなデザイン価値を生み出す仕上がりです。ひとつひとつ異なる表情を持つアイテムは、まさにアップサイクルの賜物。『ビーリリースト』は、このような取り組みを通じて、新たな価値の創造を続けていくことでしょう。
ポップアップイベント詳細
- - 開催日時: 2025年4月29日(火・祝)~5月6日(火・祝)
- - 場所: 『RAGTAG』渋谷店(東京都渋谷区神南1―17―7)
- - 営業時間: 11:00~20:00
このコラボレーションは、SDGsの観点からも重要な意味を持つものであり、ファッションの楽しさと持続可能性を同時に追求する優れた試みです。ボトムラインとして新人アイテムだけでなく、環境に優しい選択肢を選ぶことで、消費者に新たなライフスタイルを提案します。