合弁契約更新へ
2024-12-09 14:51:25

三菱電機と上海電気集団、合弁契約更新に向けた交渉開始

三菱電機と上海電気集団、合弁契約更新に向けた交渉を開始



三菱電機株式会社(執行役社長:漆間 啓)は、上海電気集団股分有限公司(董事長:呉 磊)との合弁企業である上海三菱電梯有限公司(Shanghai Mitsubishi Elevator Co., Ltd.、以下、SMEC社)の合弁契約変更に向けた協議を開始しました。契約は2026年12月に満了を迎えますが、両社のトップによる会談が12月6日に行われたことにより、今後の方向性が期待されています。

交渉開始の背景



三菱電機は1986年に上海電気と提携し、上海にSMEC社を設立しました。この合弁は、中国における日本の昇降機メーカーとして初めて、昇降機の製造から販売、据付、保守に至るトータルな事業を展開するものでした。2006年12月には合弁契約の更新が行われ、SMEC社は業界のリーダーとして市場に技術革新をもたらし、昇降機産業の発展に寄与してきました。

現在、中国は世界最大の昇降機市場を有し、保守やリニューアル事業の成長も見込まれています。三菱電機は、ビルシステム事業を成長重点事業として掲げ、三菱電機ビルソリューションズ株式会社と共にグローバル展開を進めています。

このたびの合弁契約更新に際しては、両社の関係強化を図り、SMEC社のさらなる経済的成長を実現することが主な目的です。

進出区域と競争力の向上



SMEC社は、引き続き中国および世界の昇降機市場におけるニーズに応じ、高品質な製品とサービスを提供し、ビル内での安全で快適な移動を支えることをお約束します。現在、昇降機事業の他にも、空調冷熱関連の合弁会社として、三菱電機上海機電電梯有限公司(MESE社)や上海三菱電機・上菱空調機電器有限公司(SAEC社)が存在し、それぞれ昇降機とエアコン事業を展開しています。

SAEC社は2025年12月に合弁契約が満了を迎えるため、三菱電機と上海電気集団はその継続や業務範囲の拡大についても検討を進めています。

上海電気集団の事業性



上海電気集団は2004年に設立され、現在はスマートエネルギーや昇降機、空調関連の事業を展開しています。会社の所在地は上海市で、様々な出資者による複雑な出資比率が特徴です。特に昇降機事業においては、SMEC社とMESE社の運営により、洗練されたブランド戦略を形成しています。

結論と今後の展望



三菱電機グループは、100年以上の歴史を背景に、技術革新と持続可能な成長を目指しています。2023年度の連結売上高が約5兆2,579億円に達し、世界中に200以上のグループ会社および15万人以上の従業員を擁しています。このような強力な基盤を元に、両社の協業関係を強化し、中国及びグローバル市場でのさらなる発展を目指しています。

この交渉が成功に終わり、今後もSMEC社が市場で強力な競争力を持ち続けられることが期待されています。


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会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

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