新たな保育支援システムの導入
2025年10月1日より、タビィコム株式会社と株式会社コドケンが連携し、東京都墨田区で「保育所等における不適切保育通報相談窓口」が本格的に運用をスタートしました。この取り組みは、保育現場での虐待や不適切な保育を未然に防ぐための相談窓口であり、地域社会の安全と子供たちの健全な育成を支えるために設置されたものです。
不適切保育通報相談システムの概要
墨田区長の山本亨氏が推進するこの事業は、保育所において疑わしい行為を発見した場合、誰でも匿名で通報や相談を行うことができる仕組みです。株式会社コドケンに委託され運営されるこの相談窓口では、専門スタッフが迅速に対応し、実際の状況を確認するための調査を進めます。このように専門職による実地検証を行うことで、正確な情報に基づいた対応を可能とし、虐待を防ぐ環境を整えています。
LINEを活用した新システム「e相談」
この相談事業で活用される「e相談」は、LINE公式アカウントを基盤にしたシステムです。主な特徴としては、適切な対応を実現するための以下の機能があります:
- - ブラウザベースの有人対応: LINEからの相談に対して、専用の画面で相談員が応答。
- - 多様なコンテンツ送信: 定型文やスタンプ、画像を用いたコミュニケーションが可能。
- - 相談の引き継ぎ機能: 必要に応じて他の相談員に相談を引き継ぎ、継続的な支援を実現。
- - 相談履歴の確認: 過去の相談内容を元に、より的確なアドバイスが行える仕組み。
- - 時間設定: 相談受付の時間や曜日を柔軟に設定可能。
- - 制限付きの情報閲覧: 部門ごとに相談内容の閲覧制限を設けることができる。
- - 他機関との連携: 必要に応じて警察などの関連機関と連携することが可能です。
これに加え、AIによる自動応答機能や相談予約機能の追加も可能で、業務の効率化につながる設計となっています。相談業務の負担軽減を図り、必要なサポートを必要な時に提供しやすくしています。
タビィコムの情報セキュリティへの取り組み
タビィコム株式会社は、情報セキュリティの重要性を認識し続けてきました。ISMS国際標準規格であるISO/IEC 27001:2022およびJIS Q 270001:2023の認証を取得することで、より安全で安心なサービス提供に対する意識の高まりを表しています。この認証を通じて、情報セキュリティマネジメントシステムが国際基準に基づき実施されていることを証明しており、顧客からの信頼を大切にしています。
タビィコムでは、保育支援にとどまらず、様々なデジタルガバメント向けパッケージを豊富に用意しています。LINEを用いた相談システムや、子育て支援統合パッケージなど、地域社会に寄与するサービスを提供し、日々進化を続けています。タビィコムが提案する新たな施策は、今後も子供たちの未来を守るために重要な役割を果たすことでしょう。
詳細に関するお問い合わせは、タビィコム株式会社 EPS事業部(03-6661-0051)までお気軽にどうぞ。