埼玉県の長瀞では、冬の新たな魅力が満載です。2025年の新年を迎えるにあたり、心温まる特別な体験が待っています。
まず注目なのは、秩父鉄道が運行する「ぽかぽかこたつ舟」です。この冬季限定の運航は、2025年1月1日から2月28日までの期間中、和船に設置されたこたつで過ごす特別な時間を提供しています。乗船する皆さんは、約20分間の穏やかな川の流れに身を委ねながら、エメラルドグリーンに輝く長瀞の渓谷を眺められます。静寂の中、川面をかき分ける音や小鳥のさえずりが心地よい癒しをもたらします。
「ぽかぽかこたつ舟」の営業期間は、毎日10:00から14:30まで受付をしています。運航は10〜30分間隔で行われ、乗船料金は大人1,100円、子供700円で、特に定休日もなく運航されますが、天候によっては運休となる場合がありますのでご注意ください。
また、長瀞では元日限定の「初日の出観賞便」も見逃せません。宝登山ロープウェイが運行するこの特別便で、早朝の清々しい空気の中で新年の初日の出を楽しむことができるのです。山頂駅で甘酒や豚汁、みそおでんといった温かいメニューを楽しむこともでき、心も体も温まります。特別運転は6:00から行われますので、早めに訪れることをお勧めします。料金は大人1,200円、子供600円です。
さらに、秩父鉄道グループが運営する「ちちてつ長瀞駅そば店」では、正月限定メニューとして「長瀞きんぴらそば」が販売されます。秩父地域の家庭料理を取り入れたこのおそばは、温かいかけそばにきんぴらごぼうをトッピングした一品で、650円(税込)で提供されます。
「ガーデンハウス有隣」では、冬季限定の「おっきりこみうどん」が楽しめます。秩父産の味噌を使用したあっさりしたつゆに、冬野菜と幅広の麺を煮込んだこの郷土料理は、心温まるひと皿です。提供は2025年3月31日までで、価格は1,200円(税込)となります。
そして、1月7日には「七草粥まつり」が長瀞山不動寺で開催されます。新年の祈祷を行い、振る舞われる七草粥は無病息災を祈るもので、参拝者に大釜で提供されます。
このように、冬の長瀞では心温まる体験や美味しい食事が揃っています。特に、友人や家族で訪れると、思い出に残る素晴らしい新年を過ごすことができるでしょう。長瀞の魅力を皆さんも体験してみてはいかがでしょうか。