株式会社Looopと東急不動産が資本業務提携を締結
株式会社Looop(東京都台東区)は、再生可能エネルギーの普及を目指す独立系のエネルギー事業者で、最近、東急不動産株式会社(東京都渋谷区)との資本業務提携契約を締結しました。2025年の3月31日をもって発効するこの契約により、東急不動産はLooopに対して第三者割当増資を行い、双方のリソースを結集して事業拡大を図ることになります。
提携の背景
Looopは、2011年の創業以来、東日本大震災の被災地に太陽光発電を通じて電力を供給した経験を基に、再生可能エネルギーの普及に取り組んできました。特に、電力小売サービス「Looopでんき」は、2016年のサービス開始以降、契約件数約34万件を突破し、独立系新電力会社の中で最大の実績を誇ります。
また、東急不動産は2014年から再生可能エネルギー事業に取り組み、145の発電所を保有するに至っています。両社の提携は、この再エネ事業のさらなる拡大を目指すものです。
提携契約の目的
Looopでんきは2026年に10周年、さらにLooop自体も15周年を迎えます。この節目に、新たな事業展開を通じて再生可能エネルギーの普及を加速させる狙いがあります。特に、「Green Looop Action」として、利用者に対して太陽光発電由来の電力を昼間に使用する「ピークシフト」の提案を行い、経済的にもエコにも優しい電気利用を推奨しています。
この費用対効果も高いプラン「スマートタイムONE」は、利用者の電気代を削減しつつ、再生可能エネルギーの利用を促進するものです。提携を通じて、東急不動産の不動産開発力と、Looopの電力小売ノウハウを組み合わせることで、新たなビジネスモデルを構築し、エネルギー自由社会の実現へと向かいます。
両社のビジョン
この提携により、Looopと東急不動産は、エネルギー供給シェアNo.1を目指し、両社の強みを活かした連携を強化していきます。再生可能エネルギーは、持続可能な社会の実現に向けて不可欠な要素であり、これからのエネルギー市場の牽引役となることでしょう。
Looopは今後も、太陽光発電をはじめとした革新的なエネルギーソリューションを提供し、持続可能な未来に向けた取り組みを進めていくことを約束しています。
株式会社Looopについて
株式会社Looopは、再生可能エネルギーの普及を目指す独立系のエネルギー事業者。特に、太陽光発電分野での活躍が目立ち、電力小売サービス「Looopでんき」を通じて多くの消費者に支持されています。
- - 設立日: 2011年4月4日
- - 資本金: 5,601百万円(2025年4月現在)
- - URL: Looop公式サイト
この提携は、再生可能エネルギーのニーズ喚起と普及を促進するための大きな一歩と言えるでしょう。両社の今後の動きに注目です。