ハイディ・クルムの新たな挑戦、バーチャルファッション空間「Modelverse」
スーパーモデルとして名高いハイディ・クルムが、バーチャル空間の開発企業Supersocialと共に、Roblox(ロブロックス)上に新たなファッション体験を提供するバーチャル空間「Modelverse」を公開しました。この新たなプロジェクトは、2023年10月3日に発表され、特にZ世代のユーザーに向けた画期的な試みとなっています。
「Modelverse」とは?
「Modelverse」は、過去に例を見ないデジタルでの自己表現の場を提供することを目的としています。このバーチャルな空間では、参加者はハイディの有名なハロウィンパーティーや様々なファッションイベントをテーマにしたバーチャルイベントにモデルとして参加できる特別な招待を受け取ります。参加者は自らのアバターをスタイリングし、華やかなランウェイでファッションを競い合うことができます。
ハイディ・クルムのビジョン
ハイディは、自身の娘がロブロックスを通じてアバターを使って自己表現する姿を見て、このバーチャル空間の構想を思いついたと語っています。「私たちが提供する『Modelverse』は、型に囚われず自由に楽しめる場所です。ユーザーは自分のアバターを使ったり、新しいキャラクターをデザインしたり、ユニークなスタイルでランウェイを歩けます」と彼女は述べています。
また、2022年のハロウィンには、ハイディ自身が釣り餌(ミミズ)のコスチュームで注目を浴びたこともあり、「Modelverse」ではそのコスチュームも体験できます。
Z世代に向けた新しいファッションの形
データによると、ロブロックスのZ世代ユーザーの56%は、アバターのカスタマイズが本物の見た目のカスタマイズよりも重要であると回答しています。これにより、Supersocialは美容・ファッション分野のブランドとのコラボレーションを進め、デジタル空間のトレンドを反映させた新たな体験をユーザーに提供しています。「Modelverse」は、ロブロックスの7,950万人以上のデイリーアクティブユーザーを対象としており、彼らが持つアイテムを活用し、独自のスタイルを作り出すことが可能です。
Supersocialとハイディ・クルムのコラボレーション
SupersocialのCEO、ヨン・ラズ=フリドマン氏は、「ハイディ・クルムとのコラボレーションが実現し、ユーザーに新しい形での自己表現の場を提供できることを嬉しく思っています。ロブロックスの魅力とハイディのファッション知識を融合することで、クリエイティビティの表現方法を新たに探索することができました」と話しています。
一方、ロブロックスのファッション&リテールパートナーシップ部門責任者ウィニー・バーク氏は、ハイディのビジョンがどのようにロブロックスユーザーに新しい創造力をもたらすかを楽しみにしています。
未来のバーチャル空間
「Modelverse」は、現在ロブロックス内で公開中です。ユーザーはこのバーチャルランウェイを体験し、オリジナリティ溢れるスタイルで楽しむことができます。また、今後の展開やアイテムの最新情報は、ModelverseのDiscordサーバーで入手可能です。
ハイディ・クルムとは
ハイディ・クルムは、25年以上にわたりファッション業界の象徴的な存在で、数多くの有名ファッション誌の表紙を飾り、エミー賞も受賞したプロデューサーでありテレビパーソナリティです。彼女の影響力はファッションだけでなく、さまざまな社会的活動にも及びます。
Supersocialについて
Supersocialは、メタバースユーザーに本物の体験を提供し、3Dインターネットの進化を支えるバーチャル空間の開発に注力しています。彼らのビジョンは、エンターテイメントとコマースの新しい形を創造することです。
ロブロックスは、7590万人以上のユーザーを誇るプラットフォームで、世界中のコミュニティとのつながりを大切にしています。