KOGEI Art Fair Kanazawa 2020 ONLINEが新たに開催！工芸の魅力を発信

ないものを見つける工芸のアートフェア、KOGEI Art Fair Kanazawa 2020 ONLINE

2020年11月13日から12月18日まで、国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2020 ONLINE」が開催されます。このイベントは、コロナ禍においてもアートと工芸の魅力をオンラインで発信することを目的としています。名称にもある通り、オンラインでの開催となるため、幾つかの新しい体験が楽しめます。

オンライン開催の意義

「KOGEI Art Fair Kanazawa」は、2017年に初めて開催され、以来、多くのクリエイターやアーティストたちによって工芸の新しい美意識や価値観を広めてきました。今年のフェアは、例年のような実店舗での開催ではなく、オンラインのみでの展開が決まりました。そのため、全国・海外を問わず、どこからでも参加できる利便性が提供されます。

出展ギャラリーは22か所、約200点の作品が公式サイトで紹介され、各作品は最大10カットの画像で詳細に見ることができるため、自宅にいながら多角的に作品を楽しむことができます。また、出展ギャラリーと直接コミュニケーションが取れる機会も設けられており、作品に関する質問や購入リクエストも可能です。これにより、物理的な距離を越えて新たなアートとの出会いが期待できます。

多様な出展作品

今年の出展ギャラリーは、東京、石川、愛知、そして韓国・ソウルからも参加。陶磁器、金工、染織、漆器、ガラス、人形等、様々なジャンルの作品が展示される点も魅力の一つです。特に、石川県からは、地域独自の技術とデザインが凝縮された作品が出品され、地域活性化にも貢献しています。

ウェビナーも開催

さらに、イベント期間中には有識者を招いたウェビナーも行われます。「Iラブ工芸～新しい時代の豊かさの見つけ方～」や「日本工芸の魅力と国際発信について」といったテーマで、工芸がもたらす新しい価値について考える機会となります。参加費無料で、オンラインでの参加が可能です。

金沢の特性とアートの融合

金沢市は、400年以上の歴史を誇る茶の湯文化や、能楽、禅など多様な伝統文化が息づく街であり、2009年にはユネスコの創造都市ネットワークのクラフト分野に世界初の認定を受けました。こうした歴史的背景も「KOGEI Art Fair Kanazawa」に彩りを添える要素となっています。

今後も、このような新しいオンラインの形を通じて、工芸が持つ魅力が広がることを期待しています。あらゆる人々とアートとが繋がるきっかけとなる本イベント、ぜひチェックしてみてください！