岩渕選手が語る!東京2025デフリンピックの思いと未来
東京2025デフリンピックに向けた特別講演が、筑波技術大学で開催されました。講師として登壇したのは、筑波技術大学の卒業生である岩渕亜依選手です。当日は、筑波技術大学と東京都スポーツ文化事業団が協力し、デフリンピックに向けた準備を進めることを目的に開催された式典の一環として、学生たちに向けた感動的な講演が行われました。
講演の内容
岩渕選手は講演の中で自己紹介を行い、自身の競技人生やデフリンピックについての説明を詳しくしました。特にデフリンピックが持つ意義や、聴覚に障害を持つアスリートたちの挑戦について、深く掘り下げました。講演では、筑波技術大学の学生メンバーがデフリンピックに関わることで得られる貴重な経験や、アスリートとしての視点からの期待も語られました。
「母校での講演は不思議な感覚でしたが、少しでも学生のみなさんがデフリンピックに関心を持ってくれたら嬉しいです。」と岩渕選手は語ります。また、サポートスタッフに応募するかどうかに関わらず、皆で東京2025デフリンピックを盛り上げたいという強い思いを伝えました。「では、皆さんがそれぞれの立場で応援し続けてくれることが、私たちアスリートにとって大きな力になります。ぜひその力を発揮してほしいです。」
岩渕選手のプロフィール
岩渕亜依選手は、2019年4月に筑波技術大学を卒業し、デフフットサルの競技者として活躍しています。彼女の主な戦績には、以下の大会が含まれます:
- - 2015年 第3回女子デフフットサル世界大会(タイ) 6位
- - 2019年 第1回女子デフフットサルアジア大会(タイ) 優勝
- - 2022年 第24回夏季世界大会(ブラジル)
- - 2023年 第5回女子デフフットサル世界大会(ブラジル) 初優勝
岩渕選手は、競技だけでなく、プレゼンターとしても活動し、デフリンピックの認知向上にも力を入れています。
筑波技術大学の取り組み
筑波技術大学は、聴覚障害者と視覚障害者のための特別な支援を行う大学であり、東京2025デフリンピックの準備・運営に向けた連携協定を東京都スポーツ文化事業団と結んでいます。この協定により、聴覚障害を持つ学生がサポートスタッフとして大会に参加する際、質の高いサービスを提供しつつ、貴重な経験を積むことを目指しています。
ケイアイチャレンジドアスリートチームについて
この講演が行われる背景には、ケイアイチャレンジドアスリートチームの活動もあります。このチームは「日本一挑戦するアスリートチーム」として、パラスポーツの認知を広めるため、イベントや体験会を通じて啓発活動に取り組んでいます。岩渕選手を含むアスリートたちは、高いレベルのトレーニングと競技を続けつつ、パラスポーツの推進にも貢献しています。
岩渕選手への期待
今後、東京2025デフリンピックの準備が進む中、岩渕選手と筑波技術大学の学生たちがどのような形で大会に関わるのか、またそれがどうアスリートたちの力になるのかが注目されます。特に若い世代のエネルギーを活かすことが大切であり、多くの学生がデフリンピックに参加することで、素晴らしいサポートが実現することが期待されています。未来に向けたこの取り組みが、パラスポーツのさらなる発展に寄与することを願っています。