中小企業を支援する新たなFinTechサービス
常陽銀行と株式会社TKCは、中小企業に特化した新しいFinTechサービスの研究を開始しました。この取り組みは、TKCの財務会計システムを利用する中小企業の協力のもと、税理士や公認会計士から提供される信頼性の高い財務データを基に行われます。この信頼性に基づくデータを使って常陽銀行は、融資申請手続きを大幅に簡略化し、タイムリーな資金調達を可能にする新たな審査モデルの構築を目指します。
常陽銀行の新サービス
常陽銀行は、以下のようなサービスを通じて中小企業の利便性を高めることを計画しています。
1.
シームレスな融資申込サービス:無駄のない融資申請手続きにより、早期に必要な資金を確保できます。
2.
新たな審査モデル:最新の財務データを活用し、迅速かつ適切な融資判断を行います。
3.
経営課題解決のためのコンサルティングサービス:中小企業が抱える課題を見つけ出し、専門的な助言を行います。
このように、常陽銀行はデータを活用したサービスの展開を進めており、利用者のニーズに応じた支援を行っていく方針です。
TKCの取り組み
TKCでは、全国会会員(税理士、公認会計士)と連携し、共同で新たなFinTechサービスを開発しています。これにより、顧問先企業や金融機関にとって、より価値の高いサービスの提供を目指します。
具体的には、
1.
月次試算表提供サービス:顧問先企業の同意を得て、月次決算の完了後に金融機関へ試算表を提供するサービス。
2.
最新業績閲覧サービス:金融機関がTKCの会計事務所を通じて、顧問先企業の業績をリアルタイムで確認できる仕組み。
こうしたサービスにより、中小企業と金融機関の間に流れる情報の質を向上させ、経営支援の強化を図ります。
地域経済の活性化
常陽銀行とTKCはともに、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。中小企業の成長が地域全体の発展につながるとの考えのもと、支援を行うことで地域の繁栄に貢献していきます。
この提携により、中小企業にとって使いやすいサービスの実現が期待されており、今後の動向に注目が集まります。
企業概要
所在地: 茨城県水戸市南町2-5-5
代表者: 取締役頭取 寺門一義
設立: 1935年7月30日
従業員数: 3,744名
資本金: 85,113百万円(東証1部上場)
URL:
常陽銀行
所在地: 栃木県宇都宮市鶴田町1758番地
代表者: 代表取締役社長 角一幸
設立: 1966年10月22日
従業員数: 2,201名
資本金: 5,700百万円(東証1部上場)
URL:
TKC