シンサンマーケット日本進出
2022-09-05 10:55:30

韓国ファッションの未来を担う「シンサンマーケット」日本サービス開始

韓国ファッションの未来を切り拓く「シンサンマーケット」



最近、韓国ファッションは世界中の若者たちのトレンドとして注目を集めており、その中心に東大門卸売市場があります。この市場は、デザインから製作、流通まで、すべてが一つの場所で行われ、短期間で新商品が誕生します。

1960年代から続く東大門卸売市場には、約1万7000社の卸売業者が存在し、その年間取引額は約15兆ウォンにのぼります。しかし、2013年までは、この市場へのアクセスが非常に難しい状況でした。実際、バイヤーを介さなければ商品を見たり、注文したりすることができず、すべての商取引がアナログで行われていたのです。

このような状況を変えるべく、株式会社DEALICIOUSは2013年に「シンサンマーケット」というオンラインプラットフォームを立ち上げ、卸・小売の取引をデジタル化しました。これにより、業務の効率性と利便性を大幅に向上させることができました。

シンサンマーケットの特長



シンサンマーケットの主な特長は、以下の3点です。まず、利用者はいつでもどこでもアクセスでき、商品登録や検索、注文が可能です。次に、クレジットカードやコンビニ決済など多様な決済手段を提供しています。そして、卸・小売間でのスムーズなコミュニケーションができるようなサービスも充実しています。このプラットフォームでは、卸・小売事業者が一つのシステムで取引先の管理、注文、決済、配送などを行えるため、業務が非常に効率的になります。

現在、シンサンマーケットには1万1000件以上の卸売ショップが登録されており、市場全体の80%以上を占めています。小売店数も12万店に達し、特に再訪問率は卸売業者93%、小売業者90%という高い数字を記録しています。取引も活発で、1日平均2万4000件、つまり5秒ごとに1件の取引が発生しています。

このように、シンサンマーケットは韓国のファッション業界において欠かせないプラットフォームとしての地位を確立しています。さらに、登録商品数は8100万点に及び、1店舗あたり約7000点の商品が取り扱われています。小売店が卸売商品の「いいね」を押した回数も2億7900万件という驚異的な数字です。

日本市場への進出



最近、株式会社DEALICIOUSはシンサンマーケットの日本向けサービスを正式に開始しました。この発表は、2023年9月5日に行われ、東大門ファッションのデジタル化と標準化に向けた新たなステップです。特に、長期にわたるコロナパンデミックにおいても、シンサンマーケットは取引額が前年比36%増という進展を見せています。

今回のサービス展開では、日本のクレジットカードやコンビニ決済に対応したり、システム化された検収・検品サービスを提供したりすることで、日本企業が輸入の不便さを感じることなく、韓国ファッションの商品をスムーズに取り入れられる環境が整いました。これにより、初期費用負担なしで小売事業を行うことができる新たなソリューションが提供されるのです。

まとめ



シンサンマーケットは、韓国ファッションのトレンドをリアルタイムで確認できる革新的なプラットフォームです。現在、東大門市場の卸売業者の80%がこちらに登録し、12万人の小売業者が活用する状況に至りました。

日本市場への進出は、韓国ファッションがさらに多くの人々に届けられることを意味しており、今後の展開が期待されます。日本におけるシンサンマーケットの成長は、韓国ファッション全体にとっても重要な意味を持つでしょう。

会社情報

会社名
株式会社DEALICIOUS
住所
8, Teheran-ro 44-gil, Gangnam-gu, Seoul, Republic of KoreaICON 15 floor
電話番号

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