新NISA利用状況調査:若者の資産運用意識の高まり
株式会社ロイヤリティ マーケティングが実施した新NISAの利用状況に関する調査によると、新NISAを既に利用しているのは約3割という結果が出ました。この調査は2024年12月6日から9日にかけて行われ、全国の20代から60代の人々が対象となりました。
利用状況の概要
調査によれば、新NISAを「すでに利用している」と回答した人の割合は28.6%です。2025年からの利用を希望している人は4.9%、まだ検討段階にある人は20.2%と、年代によっても利用意向に違いが見られました。特に20代は「2025年から利用を開始したい」との意向が高いことが特徴です。また、50代は「既に利用している」と回答した割合が20.5%と低く、逆に「検討しているが未決定」という人が多いことが確認されました。
関心を持ったきっかけ
新NISAへの関心を持ったきっかけとしては、全体の45.3%が「SNSやインターネット情報」と答え、特に若年層においては「家族や友人の勧め」が高い割合を示しました。20代では44.4%が家族や友人からの影響を受けたと答えています。これに対し、60代は政府や金融機関からのPRをきっかけとした人が多いことが分かりました。
運用したい商品
運用したい商品では、「投資信託」と「国内株式」が全世代で人気を集めました。この2つはすべての年代の中で1位と2位に位置付けられており、続いて「外国株式」が挙げられています。新NISAを利用してどのような商品に資産を投じたいかを吟味することは、今後の資産形成には欠かせない要素です。
情報源の変化
新NISAを利用するための情報源としては、全体で約5割が「金融機関の公式サイトや資料」を挙げましたが、特に20代では約4割が「投資系のSNSアカウントやインフルエンサー」を信頼していることが分かりました。この傾向は、SNSが情報源としてますます重要となっていることを如実に示しています。50代以上では、金融機関や友人の意見が重視される傾向が見られます。
学びたい内容
新NISA利用のために学びたい内容については、「投資の基礎知識」を挙げる人が約半数を占め、次いで「リスク管理方法」が39.7%でした。特に20代では、税金や制度に関する知識を学ぶ必要性を感じている人が高く、今後の資産運用に対する学びの重要性が増しています。
調査概要
この調査はインターネットを通じて実施され、20代から60代の国内在住者1,000名を対象に行われました。調査結果の詳細は、株式会社ロイヤリティ マーケティングの公式サイトで確認できます。若者の間で新NISAがどのように受け入れられているか、今後の動向に注目です。