旭市初のホームホスピス「清水の里」オープン
2024年9月27日、千葉県旭市に高齢者向けのホームホスピス「メットライフ財団支援ホームホスピス 清水の里」がオープンしました。この施設は、地域の高齢者がより穏やかに過ごすための場所を提供し、地域とのつながりを大切にしています。
清水の里の特長
「清水の里」は、旭市初のホームホスピスとして、NPO法人清水の里が運営しています。古民家の風情を生かした環境で、自然に囲まれた穏やかな空間が用意されています。入居者は、家族と協力しながら自分の好きな時間に生活を送ることができます。朝の起床から、食事の用意、洗濯まで、普段の生活をスタッフがサポートし、心のこもったケアを提供します。
施設内では、24時間体制で介護と看護のサポートが行われており、必要に応じた訪問看護や訪問介護も実施されています。このように、入居者一人ひとりのニーズに応える形で、多様なサービスが提供されています。
地域との交流
「清水の里」では、地域住民との交流を促進する取り組みも行っています。健康体操の実施や移動販売車の受け入れに合わせて地域のお茶会が開催されており、地元の人々とのつながりが生まれやすい環境が整えられています。こういった活動を通じて、地域の皆さんとも積極的に関わることが目指されています。
施設設立の背景
この施設設立の理念には、NPO法人清水の里の代表理事である清水里香さんの強い思いが込められています。彼女は35年間看護師として働く中で、特に緩和ケアに注力し、多くの患者様に寄り添ってきました。その経験を生かし、最期まで大切にされなければならない人々のために、理想のホーム・ホスピスを創りたいという夢を抱いて設立に至りました。
「清水の里」は「メットライフ財団×日本財団高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」に基づいて設置された第8号の施設であり、地域に根付いた支援を通じて、社会的孤立を解消する役割を果たしています。このプログラムは、人生の最期を豊かに過ごすための拠点として、高齢者と子どもたちに優しい環境を提供することを目的としています。
これからの取り組み
今後も「清水の里」では、地域の人々との繋がりを大切にしながら、多種多様なサービスを提供し続けることが期待されます。また、メットライフ生命の社員もボランティア活動を通じて地域社会の発展に寄与する意欲を持っており、誰もが安心することのできる場所づくりに尽力しています。
清水の里は、単なる住宅ではなく、地域に溶け込んだ「もう一つの我が家」を目指し、住民の皆さんが互いに助け合いながら暮らすことができる暖かい場になっていくことでしょう。