四万十町で防災を楽しむ！自主防災組織による運動会開催

四万十町の防災を楽しむ取り組み

四万十町では、地域の安全意識を高めるためのユニークなイベント「しまんと防祭フェス2024」が2023年11月24日に開催されます。このイベントは、単なる防災訓練ではなく、楽しさと遊びを取り入れた新しいスタイルの防災活動として位置づけられています。

イベントの目的と背景

「平時を楽しみ、有事に備える」をテーマにした今回の防祭フェスは、昨年度から始まった取り組みの2回目の開催となります。幅広い年齢層の参加を促し、地域の防災意識を高めることを目指しています。従来の堅苦しい防災訓練とは異なり、楽しさをメインにし、参加することへのハードルを下げる工夫がなされています。

さまざまなアクティビティ

特に注目されているのは「防災大運動会」です。これは、参加者同士の交流を深め、助け合いの精神を養うことを狙っています。運動会を通じて、地域の絆を強化し、災害時における「共助」や「近助」を意識してもらうための取り組みです。また、この活動は参加者自身が「自ら」防災に関わるきっかけを提供することを目的としています。

36の自主防災組織が集結

このイベントは、四万十町自主防災組織連絡協議会の窪川支部と行政が協力して実施され、36の自主防災組織が参加します。今回は、高知県下でも特に注目されるもので、他の地域では見られないユニークな取り組みです。地域の人々が自主的に防災に関心を寄せるようになることが、最終的には地域全体の防災力向上につながることが期待されています。