桑名市が描く未来のまちづくり
三重県桑名市は、外国人が働きやすく、住みやすい地域を実現するための新たな取り組みを開始しました。この取り組みは、国内での少子高齢化が進む中、地域の人口減少を食い止める狙いがあります。
ASIA to JAPANとの連携
昨年、桑名市は株式会社ASIA to JAPANと包括連携協定を締結しました。その代表である三瓶雅人氏は、海外の一流大学に通う学生と地域企業とのマッチング支援を提供しており、市の課題解決に貢献しています。
2023年2月には、桑名市内の扶桑工機株式会社が高度外国人材の第一号を採用することが決定し、伊藤徳宇市長、服部社長と三者懇談を行いました。懇談では、具体的な取り組みや今後の展開についてのプレゼンテーションが行われました。
地域経済のさらなる発展を
桑名市は、外国人との共生社会を実現することで人口減少に歯止めをかけ、地域経済の発展を目指しています。扶桑工機の服部社長は、外国人材の採用を決めた理由について中途を含む人材確保の難しさを挙げ、ASIA to JAPANのサービスの有用性を評価しています。
教える内容の見直しも行われ、社内の学習意欲が高まっているとのこと。新たな文化の定着を目指す同社の姿勢は、他の企業や地域への良い影響をもたらすでしょう。
行政の期待と今後の展望
桑名市伊藤市長は、外国人が地域に暮らし働くことの重要性を強調し、市の発展につながると述べています。また、「国際化を図り、元気な桑名を作る」との目標を掲げ、外国人材と地元企業のさらなる連携を進める意向です。
全国の企業へのメッセージ
ASIA to JAPANの三瓶氏は、全国の自治体や企業経営者に対して、急速に進展する日本の人口減少問題を踏まえて、世界へ目を向けた取り組みを促しています。日本での生活を希望する多くの高度外国人材に対する理解と採用の必要性は高まっています。
まとめ
桑名市は、この新たな取り組みにより活気を取り戻し、地域社会全体の活性化を図ります。今後も地域と外国人との架け橋となるような支援が期待されています。これからの桑名市の発展から目が離せません。