株式会社タレンティオ、明治大学と共にAIを活用したHR改革研究開始
株式会社タレンティオ(東京都港区)は、明治大学櫻井研究室と共同で人事管理の新たな可能性を探るための研究を開始しました。これは、労働人口の減少や多様化する働き方に直面し、HRマネジメントを進化させる必要性から生まれた取り組みです。
研究の背景
タレンティオは、自社の目標として『日本のHRマネジメントをアップデートする』ことを掲げています。現在のHRマネジメントは従来の枠組みでは対応しきれない状況であるため、AIや機械学習を駆使した新たなサービスの開発が求められています。この観点から、明治大学と手を組み本格的な共同研究を行う運びとなりました。
共同研究の内容
この研究では、AIや機械学習、データマイニングを用いたシステムの応用について検討します。具体的には、業務の自動化やデータに基づいた成果予測のための研究が中心になります。タレンティオが提供する採用管理システム「Talentio」のデータを活用し、バイアスを排除した意思決定の精度向上を目指しています。
2016年にリリースした「Talentio」は、多くの企業から支持を受け、多様なデータ分析や知見の蓄積を実現しています。これらの知見を活かして、HRの現場で本当に必要とされる機能を検証し、改善を繰り返していく予定です。また、研究結果は論文として発表し、製品開発にも反映されるとしています。
株式会社タレンティオのリーダーの見解
タレンティオの代表取締役である佐野一機氏は、「機械学習を始めとするAI研究には多くの先例があるが、人事業務にはまだ解決すべき課題が多く、我々のアプローチが新しい可能性を示すことができれば」と意気込みを語ります。また、無理に高度な技術を用いるのではなく、専門家による多角的な検討の重要性を強調し、楽しみながら進めていく姿勢を示しています。
一方、明治大学の櫻井義尚准教授は、「AIの活用は当たり前の技術になっていく」とし、人事分野でも十分にAIが活用されると考えています。この共同研究が新たな方向性を示すことを期待しています。
特別イベントの開催
タレンティオと櫻井研究室は、特別イベントを開催し、機械学習が人事業務に与える影響についてディスカッションを行います。このイベントでは、企業のHR部門に必要なスキルや業務効率の変化について参加者と興味深い意見交換ができるとされています。
イベント詳細
- - 日時: 5月31日(金)19:30から
- - 対象: Talentioを利用中の企業
- - 上限: 5社・10名程度(抽選)
- - 内容: タレンティオの代表やCTO、櫻井准教授の話を聞き、参加者同士の交流
- - 参加料: 無料
- - 開催場所: 株式会社フリークアウト・ホールディングス
- - 応募締切: 5月17日(金)24:00
興味がある方は、必要事項を記載の上、指定のメールアドレスに応募してください。
まとめ
今回の共同研究は、株式会社タレンティオと明治大学が協働して進める新しい試みです。AIを活用したHRマネジメントの進化が企業に与える影響は大きく、期待される成果が多くの企業の助けとなることでしょう。研究から得た結果は、実際のプロダクトとして形を変えていくことも考えられます。これからの動向に注目が集まります。