事業再生の新しいアプローチ『再生M&A』
株式会社みらい共創アドバイザリーがこの度、代表取締役社長の小林廣樹による初の著書『再生M&Aという選択肢 ―事業と社員を守る、事業再生の現場―』を日経BP社から出版しました。この本は、コロナ禍以降の厳しい経営環境において求められる新しいビジネスモデルとして、『事業再生型M&A』をテーマにしています。
なぜ『再生M&A』なのか?
経済状況の悪化や新型コロナの影響で、多くの中堅・中小企業が厳しい運営環境に直面しています。ゼロゼロ融資の返済開始や、高い社会保険料、物価の上昇、人手不足など、様々な要因がこれに拍車をかけています。その結果、全国の倒産件数は年々増加し、2024年には過去最高水準が予測されています。これに対して企業が自らの再生を図る手段として注目を集めているのが『事業再生型M&A』です。
この書籍は、事業再生専門の知見をもとに、100以上の事業再生実績を紹介しながら、事業再生を図るための具体的な手法を説明します。特に、法的・制度的な背景を簡潔に解説しつつ、実際のケーススタディを通じてどのように再生が実現されるかを読みやすく構成されています。
書籍の内容と貢献
書籍は、以下の章立てで構成されています:
- - 第1章 企業再生をめぐる現状
- - 第2章 事業再生型M&Aとは何か
- - 第3章 買い手を見つける仕組み
- - 第4章 こうして事業は再生した
実際の事例も多数収録されており、売上高100億円超の教育事業者や、問題を抱えていた調剤薬局のケーススタディは、誰もが理解しやすい内容となっています。これにより、経営者が自己破産を回避し、雇用を守る手段を具体的に学ぶことができます。
著者の背景
著者の小林廣樹氏は、金融機関での業務を経て、M&Aキャピタルパートナーズに転職し、事業再生型M&Aなど多様な案件の成功に寄与してきました。その成果は、再生ディールにおける実績にも表れており、経営者や金融機関の担当者にとっても重要な参考資料となるでしょう。
書籍の発行目的
『再生M&A』は、厳しい経営環境にある企業経営者や資金繰りに悩む金融機関の方々に対して、事業再生の有効な手法を提供することを目的としています。その結果、地域経済やひいては日本経済全体の活性化に寄与することが期待されています。この本が、企業再生に向けた新しい一歩を進める手助けとなることを願っています。
書籍概要
- - 書名:再生M&Aという選択肢 ―事業と社員を守る、事業再生の現場
- - 著者:小林 廣樹
- - 発行日:2025年10月27日
- - 定価:本体1,800円+税
この書籍を通じて、事業再生という重要なテーマを多くの人々に知っていただくことができるでしょう。興味をお持ちの方は、ぜひ手に取ってみてください。