六甲高山植物園で楽しむ自然の美
六甲高山植物園では、夏の訪れと共に美しい花々が咲き誇っています。特に注目を集めるのが、涼しげな花姿の「レンゲショウマ」です。この花は、キンポウゲ科に属する多年草で、1属1種の日本の固有種です。東北地方南部から中部地方にかけて分布し、近畿地方では南奈良県の大峰山にのみ自生しています。レンゲショウマの魅力は、その独特な花の形状と色にあります。
レンゲショウマは、直径約3cmほどの蓮に似た形の花を下向きに咲かせます。その半透明で薄紫色の花びらは、ろう細工のように光を反射し、目を引く美しさです。森の林床で木漏れ日に輝く様子は、訪れる人々に涼しげな印象を与えます。特にカメラマンたちにとって、このシーズンは絶好の撮影タイムとして待ち焦がれていることでしょう。
六甲高山植物園では、レンゲショウマの見頃が8月下旬まで続くと予想されていますので、この期間にぜひ訪れてみてください。
キレンゲショウマも見逃せない
さらに、レンゲショウマに続いて、「キレンゲショウマ」の登場も期待されています。この黄色い花は、アジサイ科に属し、レンゲショウマに似た美しい花を咲かせます。当園では、約3,000株ものキレンゲショウマが栽培されており、ここで見られる群落は日本最大級です。そのかつて明治21年に東京大学の初代植物学教授である矢田部良吉によって発見され、2年後には新属、新種として名付けられました。キレンゲショウマの見頃ももうすぐですので、こちらも楽しみですね。
営業情報
訪れる際は、以下の営業情報もチェックしてください。現在、六甲高山植物園は11月24日(日)まで開園しています。開園時間は午前10時から午後5時までですが、8月11日から15日までは特別に午前9時からの開園となります。入園料は大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円、駐車料金は1,000円ですが、特定の日は2,000円になるため、注意が必要です。
ぜひこの機会に、六甲高山植物園を訪れ、自然の中で美しい花々を楽しんでください。店内にはカフェやショップもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができるので、特に夏のリフレッシュに最適です。
詳しい情報は、
六甲高山植物園の公式サイトをチェックしてみてください。