佐々木環境化学、革新技術で脱炭素社会に貢献
概要
宮城県仙台市に本社を置く佐々木環境化学株式会社が、空調設備の電力削減を効率的に実現する新しい技術を開発しました。この技術は、「電力削減量推定システム及び電力削減量検証方法」という名称で、特許を取得(特許第7655574号)したことを発表しています。目指すのは脱炭素社会の実現という大きな目標です。
背景
近年、電気料金の上昇が社会問題の一つとなっており、企業や家庭にとってコスト削減が求められています。また、地球温暖化への意識の高まりとともに、CO2排出量削減の必要性も叫ばれています。従来の技術では、空調設備のメンテナンス後の電力削減効果を可視化するのに時間とコストがかかるという大きな課題がありました。そこで、佐々木環境化学はこの課題を解決するために新技術を開発しました。
技術の概要
本技術は、空調設備の性能、稼働時間、汚れ具合などを詳細に分析し、省エネメンテナンスの一環として行う「ササカン式空調室外機遮熱塗装」施行後の電力削減効果を迅速に推定するものです。このシステムにより、施工前に電力削減量を明示的に示すことができ、電気料金やCO2排出量も可視化されることで、具体的な成果を簡単に把握できるようになります。また、具体的なデータは省エネ法やISOなどの各種申請にも活用可能です。
ササカン式空調室外機遮熱塗装の方法
「ササカン式空調室外機遮熱塗装」は、独自の洗浄剤を使用して空調機器の内部を丁寧に洗浄し、長年の使用によって溜まった埃や油分を取り除きます。その後、機器を高機能の遮熱塗料で塗装し、日射の影響を軽減することによって空調機器の負荷を大幅に軽減します。この結果、年間の電力使用量を平均で15%削減するという非常に効果的な結果が確認されています。
企業の目指すもの
佐々木環境化学は今後もこの特許技術を活用し、電力削減量の可視化を進め、企業の脱炭素化の推進をサポートしていきます。また、顧客が効率的にエネルギーを使い、コストを削減できるよう提案していく考えです。これにより、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
お問い合わせ情報
より詳しい情報は佐々木環境化学のウェブサイト(
https://sasaki-kankyo.com/)またはメール(
[email protected])でのお問い合わせを通じて受け付けています。