エア・カナダは、2023年2月11日に、次世代の長距離航行能力を実現するため、Airbus A350-1000ワイドボディ機を導入することを発表しました。この発表は、モントリオールの現地時間で行われ、エア・カナダの機材近代化プログラムの新たなステップとなります。エア・カナダは8機のA350-1000を確定発注し、さらに8機の追加購入権も取得。初号機の引き渡しは2030年を予定しており、同社はこの新型機により、さらに快適な顧客体験を提供する意向です。
エア・カナダのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのマーク・ガラード氏は、この新機材の導入が同社が業界におけるリーダーとしての地位を強化することに寄与すると述べています。A350-1000は、長距離航行における航続距離や搭載量において新たな次元を提供し、旅行者に新しい可能性をもたらすといいます。
また、ガラード氏はこの機体がエア・カナダの既存の保有機材を補完し、将来のネットワークの成長を支える柔軟性を提供すると続けました。「A350-1000はエア・カナダの未来を象徴し、世界中のお客様とカナダの重要なハブをつなぐ役割を果たします」と強調しました。
エア・カナダの破棄した長期的な戦略において、最高財務責任者のジョン・ディ・ベール氏は、「この導入はエア・カナダのコスト効率を向上させる重要な投資だ」と言います。A350-1000は、軽量な素材と次世代エンジンにより、燃費効率が大幅に改善され、運航経済性や信頼性の向上にも貢献します。これにより、エア・カナダはグローバルネットワークでの競争力を維持できると述べています。
新機体A350-1000には、Rolls Royce製のXWB97エンジンが搭載されており、このエンジンにより最大で25%の燃料消費削減が期待されています。また、約9,000海里の航続距離を誇ります。Airbusによれば、A350-1000は最も静かなツインアイル客室を提供し、与圧高度は6,000フィートに設定されているため、身体的な負担や時差ボケを軽減し、より快適な旅行体験を実現します。
最新の機内エンターテインメントシステムと接続性が強化された上に、エア・カナダの新キャビンスタンダードも搭載される予定です。この機材の導入は、既に就航が予定されているBoeing 787-10ドリームライナー14機の導入に続くものです。エア・カナダは、30機のAirbus A321XLRの初号機をまもなく受領するほか、Airbus A220の納入も続いています。これにより、同社のサービスは強化され、接続性やエンターテインメント体験が向上します。
エア・カナダはカナダ最大の航空会社であり、国のフラッグキャリアとして国際線ネットワークを運営しています。モントリオールに本社を置き、180以上の空港に定期便を飛ばしています。スカイトラックス社による評価でも4つ星を獲得しており、信頼性の高いサービスを提供しています。ロイヤルティプログラム「アエロプラン」は、45社の航空会社を含む世界最大のネットワークを持ち、多くの会員に利用されています。また、エア・カナダは2050年までに温室効果ガスの排出量をネットゼロにする目標を掲げ、持続可能な航空運営に向けた取り組みも行っています。