メニューベースエンジニアリングサービスの強化
日立情報通信エンジニアリングでは、豊富な開発・設計のノウハウを基に、生成AIを導入して「メニューベースエンジニアリングサービス」を進化させました。これにより、顧客のニーズに応じたスピーディー且つ高信頼のサービスを提供できるようになります。ソフトウェアやハードウェアの開発では、技術進化に伴い、様々な条件に応じて再設計が必要となることが多いです。そのため、成果物の品質向上を目指して取り組んでいます。
生成AI導入の背景
近年、開発業務が高度化し、エンジニア不足が顕著になっていることから、当社では生成AIを取り入れた業務の効率化とサービス品質の向上に注力しています。特に、ネットワークインテグレーション(NI)業務では、見積作成などのプロセスを自動化することで、約50%の効率化を実現しました。また、設計書からネットワーク機器の設定パラメータ作成への活用も進めています。
エンジニアリング業務の具体的な活用
エンジニアリングサービスでは、「部品EOL向けリメイクサービス」や「FPGA向けリターゲティングサービス」に生成AIを活用。具体的には、代替部品の調査や選定、基板の再設計、性能評価まで、幅広い対応が可能となっています。これにより、顧客に最適な選択肢を迅速に提供することができ、製品開発のスピードアップと信頼性の向上を目指しています。
今後の展開
今後も日立は、生成AIをさらに活用し、ソフトウェア開発やハードウェア機能モデル作成などに適用範囲を広げていく予定です。エンジニア不足への対策として、高度な技術を駆使してお客様のニーズに応えていく考えです。最新技術と豊富な経験を併せ持ちながら、品質の高いエンジニアリングサービスを提供し続けることで、顧客の御要望にお応えしてまいります。
まとめ
生成AIを活用した「メニューベースエンジニアリングサービス」の強化は、日立情報通信エンジニアリングが顧客ニーズに対する真摯な姿勢を示すものであり、業界の発展に寄与するものです。これからも様々な分野での技術革新と市場のニーズに応える努力を怠らず、先進技術を駆使してお客様に価値を提供していく姿勢を貫いていきます。