サッポロホールディングスグループのサッポロビールは、脱炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、ベトナム南部にあるロンアン工場に太陽光発電設備を導入しました。
ロンアン工場は、2011年に竣工し、ベトナム国内だけでなくアジア、オセアニア、ヨーロッパへの商品供給を行う重要な拠点です。今回の太陽光発電設備導入により、年間約1,043MWhの発電が期待され、CO2排出量を年間約706トン削減できる見込みです。
同工場では、環境省JCM制度を利用した設備補助事業の採択や、ベトナム国内でのビール輸送における内航船の使用など、環境負荷低減に向けた取り組みを積極的に行ってきました。今回の太陽光発電設備導入は、これらの取り組みをさらに強化し、排出量削減を加速させるものです。
サッポロビールは、日本国内においても、全工場・全営業拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギー化することを目指しており、2030年から2026年へ4年前倒しで実現を目指しています。
サッポログループは、「サッポログループ環境ビジョン2050」で温室効果ガス排出量削減の中長期目標を掲げており、国内外における取り組み強化を通じて、脱炭素社会の早期実現を目指しています。