京都芸術大学とクロステック・マネジメントが開発した新しい伴走型AI『Neighbuddy』
京都芸術大学とその関連会社である株式会社クロステック・マネジメントが手掛けた新しい伴走型AI『Neighbuddy』が、2026年度から同大学の6つの学科・コースでの授業に導入されることが発表されました。この取り組みは、生成AIの時代における新たな学習モデルとして注目されています。
伴走型AI『Neighbuddy』の背景と目的
近年、生成AIの普及が進む中、学生たちは瞬時に高品質な答えにアクセスできる環境が整ってきました。しかし、こうした環境においては、逆に学生自身が問いを立て、試行錯誤するプロセスが難しくなるという課題も浮き彫りとなっています。特に芸術教育では、「なぜそのように考えたのか」という思考のプロセスが重要視されます。そこで、XTMはAIを「答えを提示するツール」から「思考のプロセスを共にする存在」と位置づけ、学生の向き合う課題を支援する新たな学習支援モデルの開発に取り組んでいるのです。
Neighbuddyの特長
1. 個人の文脈に寄り添った対話設計
Neighbuddyは、シラバスや学習履歴、そして学生自身の関心に基づき対話を展開します。単に回答を示すのではなく、「なぜそのように考えるのか」「他にどんな考え方ができるのか」といった問いかけをし、思考を深める手助けを行います。
2. 思考プロセスの可視化
対話を通じて得られたログは学生の思考過程を可視化します。その結果、教員は生徒の成果物だけでなく、その背景にある試行錯誤や思考プロセスを把握することができるようになります。
3. 内発的動機の促進
Neighbuddyには、学生の自学自習をサポートするためのメッセージ機能が搭載されており、興味の拡大や深化を促進します。これにより、学生が自ら学びを進める動機を高めることが期待されています。
学びの再設計
この新しい取り組みの最終的な目標は、単なるAIの導入を超えて、「AI時代の学び」を再設計することです。生成AIが一般化する中で、求められる人間の能力は「正しい答えを得ること」から「問いを立て、自らの意味を見出すこと」へと変わってきました。XTMは、AIを単なる効率化ツールとしてではなく、学生の思考や探究に寄り添う存在と位置付けています。
京都芸術大学について
京都芸術大学は、通学課程と通信教育課程を合わせて国内最大規模の芸術大学です。多様な年齢層の学生が集まり、芸術を通じて社会に必要な力を育成しています。同大学では、社会と芸術の関わりを重視した教育を推進しており、年間100件以上の社会実装プロジェクトが展開されています。
クロステック・マネジメントについて
クロステック・マネジメントは、京都芸術大学を運営する学校法人のグループ会社として設立されたDX推進組織です。生成AIを活用した学習支援ツールやプラットフォームの開発を介し、学びを社会に広げる挑戦を続けています。
この新しい伴走型AI『Neighbuddy』の導入によって、京都芸術大学の教育のあり方がどのように変わっていくのか、今後の展開に注目が集まります。