紀州漆器の挑戦
2025-05-28 10:54:02

紀州漆器の新たな挑戦──『SHIKI-ORIORI』が世界に羽ばたく

紀州漆器の新たな挑戦──『SHIKI-ORIORI』が世界に羽ばたく



和歌山県海南市に根を持つ株式会社山家漆器店が、新ブランド『SHIKI-ORIORI しきおりおり』を立ち上げ、世界にその魅力を紹介する絶好の機会を迎えました。2025年4月8日から12日までイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2025」では、同ブランドを携えたコラボレーションイベント「四季折々- Seasonal Beauty-」に出展することが決定しています。このイベントでは、本店のアイデンティティを体現した漆器の美を楽しめる特別な空間が創造されます。

伝統と現代の融合



『SHIKI-ORIORI』は、紀州漆器の技術と現代的なデザインを融合させています。和歌山の四季を象徴する「白」をテーマにした製品が展開され、特にお盆の文化を反映したプロダクトが特徴です。和歌山県は、果物や海鮮など豊富な食文化が育まれる土地でもあり、漆器の役割はおもてなしや食卓を彩る重要な要素となっています。山家漆器店は、この文化的背景を大切にしながら、和の心を国内外に広めることを目指しています。

ミラノでの華やかな初披露



ミラノデザインウィークでは、ミシュランガイド掲載の懐石料理店、Ristorante HAZAMAとのコラボレーションも実現。挾間敏シェフによる特別ディナーメニューと共に、漆器を通じて和食の美しさや季節感を体験することができます。このイベントで提供される料理は、地元の旬の食材を活かしたもので、漆器の魅力と相まって高い評価を得ました。来場者は、単なる視覚的な楽しみだけでなく、実際に食事を通じて漆器の良さを実感することができるのです。

大阪・関西万博での販売開始



さらに、2025年6月には、大阪・関西万博内の「日本工芸産地博覧会2025」で『SHIKI-ORIORI』の販売を開始します。この博覧会では、全国から集まった20社の工芸職人と共に、伝統工芸の新たな可能性を探る場となることでしょう。また、山家漆器店のオンラインショップでも同シリーズの販売が計画されており、全国の皆様へ直接その魅力をお届けすることができます。

未来を見据えて



山家漆器店は、創業から73年の歴史を持ち、今もなお職人の手によるものづくりを続けています。漆器という資源の魅力を再発見し、利用することで、日常の生活を豊かにする製品を追求しています。漆器の持つ可能性を探るプロセスにおいて、田口裕介デザイナーが参画し、新たな視点からの提案が次々と生まれています。

結論



最終的に、山家漆器店が提案する『SHIKI-ORIORI』は、単なるプロダクトを超えて、文化と創造性を織り成すもの。今後、国内外の多くの方々にその魅力が伝わることを願っています。紀州漆器の未来を担う四代目、山家優一氏の挑戦は、まさに始まったばかりです。


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会社情報

会社名
株式会社山家漆器店
住所
和歌山県海南市岡田223
電話番号
073-482-2177

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