リムルベーンの挑戦
岡山県西粟倉村に本社を置く株式会社エーゼログループが展開する蜂蜜ブランド「Reml Behn(リムルベーン)」が、2024年6月29日に植樹祭を開催しました。このイベントは、「Rewrite the Missing Link Between Human and Nature(人と自然の失われた関係を取り戻す)」を掲げるリムルベーンが、地域密着型の養蜂事業として行われています。
植樹祭の目的
今回の植樹祭は、リムルベーンが「多様性の豊かな森づくり」の一環として年間収益の一部(この年度は5%)を投資する活動のひとつです。特に、地元の山林管理に取り組む「株式会社 百森(ひゃくもり)」と協力して、村内の「沢沿いの森」において、「誰もが気軽に遊びに行けるビオトープ」の実現を目指しています。
植樹した樹種
植樹されたのは、12種の広葉樹で、村に自生する樹木を軸に、以下の観点から選ばれました。
1. 土地と気候にマッチした樹木
2. 低層木・中層木・高層木のバランス
3. 周囲の生き物たちの食料となる樹木
具体的には、以下の広葉樹が植えられました。
- - トチノキ
- - ホオノキ
- - エノキ
- - ケヤキ
- - ウワミズザクラ
- - キハダ
- - ヒメヤシャブシ
- - マユミ
- - ツノハシバミ
- - エゴノキ
- - クロモジ
- - ナツツバキ
植樹祭の様子
この植樹祭には、5歳から40代までのボランティア18名が参加しました。参加者たちは計40本の苗木を植え、それぞれに鹿除けの柵を設置しました。その後、近くを流れる川の水を使って苗木に水を与え、樹木の成長を願いました。
今後の展望
リムルベーンは、樹木が成長し、多様な生き物たちが棲める森づくりを今後も継続していく意向です。この活動を通じて、人々と自然とのつながりを深めることを目指しています。
リムルベーンの理念
リムルベーンは、2019年に養蜂未経験の3名によって立ち上げられました。集まったメンバーは多様なバックグラウンドを持ち、ゼロから養蜂事業を開始しました。現在は蜂の育成から採蜜、加工品の生産、販売を行い、その売上の一部を使って、地域の環境保護に貢献しています。さらに、「森の授業」を通じて、子どもたちに自然の不思議を伝える教育活動にも力を入れています。
リムルベーンの植樹活動は、地域の環境保護と人々との関係の再構築を目指す新たな取り組みの一環であり、今後の展開が非常に楽しみです。また、地域に根付いた活動を通じて、持続可能な未来へ向けた意義深いメッセージを発信しています。