イングリウッドが中国上海に現地法人を設立しビジネスを拡大

イングリウッドが中国上海に現地法人設立

株式会社イングリウッド（東京都渋谷区）が、リテール業界に特化したデジタルトランスフォーメーション（DX）の支援を行うため、中国上海市に現地法人「上海英格伍德商业有限公司」を2024年12月19日に設立したことを発表しました。これは、同社が20年にわたり蓄積してきた知見とノウハウを活かし、中国という巨大市場でさらなる成長を目指すための重要な一歩です。

中国市場への進出背景

イングリウッドは、食品やビューティー、ヘルスケア、生活雑貨、アパレルなど、多岐にわたる商品を企画・販売してきました。その結果、特にEC領域においては貴重なデータやインフラを蓄え、クライアントのさまざまな販売課題に対するソリューションを提供しています。直近では、冷凍おかず定期便サービス『三ツ星ファーム』の立ち上げなどを通じて、自社ブランドの展開を積極的に行っています。

イングリウッドは、米国を中心に商品の仕入れ・卸売を行いながら、2008年には香港向けにECおよび卸販売を始動。さらに2015年からは海外ブランドのライセンス事業を開始し、国内外で商品販売を展開してきた実績があります。

特に、中国市場においては2018年から商品販売を行ってきたため、同社は既に中国市場でのニーズを把握しています。この度の現地法人設立は、それらの既存の販売実績を活かし、さらに事業を拡大する狙いがあります。

現地法人の概要

新たに設立される「上海英格伍德商业有限公司」は、イングリウッドがこれから注力する中国市場に特化した企業運営を行います。この法人では、商品企画・開発、マーケティング、プラットフォームの運用、フルフィルメント、および店舗への卸販など、日本と同等のサービスを展開することを目指しています。代表は劉東旭氏で、所在地は中国（上海）自由貿易試験区泰谷路88号です。