株式会社Atomis資金調達
2021-12-06 18:25:38

株式会社Atomis、シリーズBラウンドで12億円の資金調達を実施し新たなステージへ

株式会社Atomis、シリーズBラウンドでの資金調達を実施



株式会社Atomis(本社:京都市)は、最近行ったシリーズBラウンドでの資金調達に関する重要な発表を行いました。リードインベスターとしてスパークス・グループの「未来創生2号ファンド」を迎え、合計6社からの支援を受けて、12億円の増資を達成しました。この資金調達は、今後の事業展開や研究開発の加速に不可欠なステップと位置付けられています。

資金調達の背景と目的



AtomisのCEO、浅利大介氏は、今回の資金調達を通じて新たな研究開発の拠点を設立し、主に多孔性配位高分子であるPCP/MOFの開発および量産化に向けた取り組みを本格化させるとの意向を示しています。特に、この新素材は環境問題やエネルギー分野において革新的なソリューションを提供する可能性を秘めており、これを活用して持続可能な社会の実現を目指すとしています。

提携先企業との戦略的業務提携



今回の資金調達と併せて、Atomisは事業会社4社との戦略的業務提携にも着手しています。具体的な提携先は以下の通りです。

  • - 三井金属鉱業株式会社:PCP/MOF素材の量産化と新たな用途開発を進める。
  • - 株式会社クボタ:水や環境分野におけるPCP/MOFの利活用を目指す。
  • - 長瀬産業株式会社:PCP/MOF素材の拡販や、環境分野での利用を推進。
  • - 商船三井グループ:船舶向けに水素を供給するサプライチェーンの構築にPCP/MOFを活用。

これらの提携により、Atomisは各分野でのニーズに応じた技術の展開を加速します。特に、PCP/MOFはその特性から、今後ますます注目される素材となることでしょう。

環境とエネルギー領域での取り組み



Atomisは、調達した資金を利用して、環境とエネルギー分野の研究開発を推進します。この中には、CO2の分離変換技術や次世代高圧ガス容器「CubiTanⓇ」の開発も含まれます。これらの技術は、気体の効率的利用を目指し、持続可能な社会の実現に向けた重要な要素と位置づけられています。

企業の概要



株式会社Atomisは、2015年に設立され、次世代多孔性材料であるPCP/MOFの研究開発を行っています。また、環境事業ではCO2分離変換を通じたカーボンリサイクルを進めており、エネルギー事業では革新的な高圧ガス容器の開発にも取り組んでいます。

まとめ



今回の資金調達は、株式会社Atomisがより一層の成長を遂げ、持続可能な社会の実現に貢献するための重要なマイルストーンとなるでしょう。これからの展開に期待が高まります。

会社情報

会社名
株式会社Atomis
住所
兵庫県神戸市中央区港島南町7-4-9
電話番号

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