Brinc Japan、First Partners APACとの覚書締結
Brinc Japan株式会社は、香港を本拠とするセクター特化型アクセラレーター「Brinc Ltd」の日本法人です。最近、First Partners APAC Pte. Ltd.との間で、東南アジアにおける協業に関する覚書(MoU)を結びました。この提携により、双方の強みを活かしながら、急成長中の東南アジア市場にアクセスしやすい環境を日本企業に提供することを目指しています。
協業の背景
急速な人口増加とデジタル化が進む東南アジアでは、特にミレニアル世代やZ世代の影響力が強まっています。新型コロナウイルスの影響でデジタルシフトが加速し、ベトナムやインドネシアなどでは中産階級の増加が見込まれています。この地域は、スタートアップのエコシステムが急増しており、Brincもその成長をサポートし続けています。
Brinc Japanは、このMoUを通じて、Brincグループが培ってきた知識とネットワークを活用し、日本企業にとって東南アジアのマーケットがますます重要であることを認識し、新興市場へのアクセスを提供します。
代表者のコメント
Brinc Japanの代表取締役、岡澤恭弥氏は、「First Partnersの東南アジア進出を支援できることを誇りに思い、日本がアジアの成長を取り込むことで経済を前進させる力になると確信しています」と語っています。
一方、First Partners APACのCEO、福井裕行氏は、「Brinc Japanは当社にとって信頼できる情報提供者であり、両社の統合的なアプローチにより東南アジアのM&A市場の開拓を進めることができると信じています」とコメントしています。
Brinc Japanの役割
Brincは2014年に創業され、世界中のスタートアップの成長を加速させるために、セクター特化型のアクセラレーター・プログラムを提供しています。Brinc日本法人として、同社は日本企業のアジア市場への進出を支援し、同時にアジアのスタートアップが日本市場に参入する道を開いています。
同社のミッションは、社会的課題を解決するための起業家を育成することであり、優れたテクノロジーを持つスタートアップに対し、メンタリングや資金提供を行っています。
First Partners APACについて
First Partners APACは、2023年にシンガポールに設立され、M&Aや資金調達、不動産コンサルティングを行う企業です。東南アジアにおけるM&A市場のニーズに応えるべく、現地事業者との連携を強化し、日本企業の進出を支援します。
両者の提携により、日本企業は東南アジアでの新たなチャンスをつかむことが可能になり、今後の市場開拓が期待されています。
この協業は、日本のスタートアップが国際的な舞台で成長するための重要な一歩かもしれません。Brinc JapanとFirst Partners APACは、共にアジアのダイナミックなビジネス環境を活用していくことで、日本経済に新たな風を吹き込むことを目指しています。