クイーンズランド州のサステナブル旅行拡大プログラム
オーストラリアのクイーンズランド州は、旅行業協会(JATA)との協力により、日本市場向けのサステナブル体験型旅行を拡充しています。このプログラムの一環として、特に注目されているのが、グレートバリアリーフでのサンゴ保全体験ツアーです。これは、今年3月にケアンズで実施され、多くの旅行者に自然の大切さを学ぶ機会を提供しました。
サンゴ保全体験ツアーの魅力
参加者は、世界最大のサンゴ礁群であるグレートバリアリーフに浮かぶ人工浮島、ポンツーンで専門家の講義を受けることができます。また、地域に古くから伝わる伝説や文化を学ぶため、ククヤランジ族のガイドによるドリームツアーが用意されています。デインツリー熱帯雨林を訪れることで、サステナブルな旅を通じた貴重な学び時を提供しています。
プログラムの拡充内容
今年度のプログラムでは、さらに多くの参加機会が準備されています。特に注目すべきは、これまでの取り組みだけでなく、他州のサステナブル観光への動きとも連携し、オーストラリア全体で観光の持続可能性を推進する姿勢です。
企画商品施策
JATAは、サステナブルな観光コンテンツを盛り込んだ旅行商品の販売を進めています。参加する旅行会社と連携し、行程には共通ロゴを掲げたプログラムが含まれ、ツアー参加がそのまま寄付につながる仕組みも導入されています。これによって、旅行者は「貢献しながら参加する」新たな体験を得られます。
団体向け施策
企業や学校、MICE(会議、 incentive、コンベンション、展示会)向けの団体旅行も対象に、新たなプログラムが進行しています。サステナブルな団体旅行を提案しやすくするため、カーボンオフセット型団体旅行やサステナブル認証施設を活用した旅行プランが提供される予定です。このように、オーストラリアの旅行業界は持続可能な観光への取り組みを強化しているのです。
クイーンズランド州の魅力
クイーンズランド州は、自然の美しさと多様な文化が融合する魅力的な地域です。ケアンズやブリスベン、ゴールドコースト、そして世界遺産のグレートバリアリーフなど、訪れる価値のある観光地が点在しています。年間を通じて温暖な気候に恵まれたこの地は、日本との時差がわずか1時間で、アクセスも便利です。これらの要素が合わさり、旅行者にとってさらに魅力的な体験を提供しています。
まとめ
今後、クイーンズランド州が提供するサステナブルな体験型旅行プログラムによって、さらに多くの日本の旅行者がこの地域を訪れることとなるでしょう。自然を愛し、持続可能な未来に貢献する旅を通じて、心に残る体験を得る機会がますます広がっています。ぜひ、クイーンズランドの魅力を体験してみてはいかがでしょうか?
さらに詳細な情報は、クイーンズランド州政府観光局の公式ウェブサイトでご確認いただけます。