盆栽とアートの融合
2025-06-25 12:29:41

西麻布で体感する盆栽と現代アートの交錯 ー平尾成志と小林健太の二人展「Singular Visions」

盆栽と現代アートの新たな境地



東京・西麻布に位置するオルタナティヴ・スペース、WALL_alternativeにて、2025年7月9日から8月2日まで、盆栽の技術を継承する平尾成志氏と、都市空間の中の欠片を捉える現代アーティスト小林健太氏による二人展『Singular Visions』が開催されます。この展覧会は、盆栽と写真という異なる表現手法を通し、時間と空間を再構成する試みです。

平尾成志氏は、300年以上の歴史を持つ木々や大地の摂理を経て、盆栽という限られたサイズに自然の美を凝縮します。彼の作品は、単なる植物の集合体ではなく、作家自身の視点によって再定義された風景として、伝統的な盆栽とは異なる独特な現代性を持ち合わせています。盆栽を通じて、鑑賞者は時間の流れや自然の力を感じ取ることができるでしょう。

一方、小林健太氏もまた、現代社会の中に埋もれた美や感情を発見するために、写真メディアを駆使しています。彼の作品は、日常の中に隠れた様々な要素を抽出し、それらを新たな形で再解釈します。彼が提唱する『真を写すとは何か?』という問いには、視覚文化の中で育まれた直感的なアプローチが垣間見えます。特に彼の代表作である『#smudge』シリーズでは、Photoshopのツールを使用し、イメージの再構成を行うことで、新たな視覚体験を生み出しています。

『Singular Visions』では、両者の作品が相互に対話し、植物と都市、過去と現在、具象と抽象の関係を探る場を提供します。この展覧会を通じて、観る者はそれぞれの作家が描くビジョンや観念への深い理解に至ることでしょう。

特別イベントの開催


展覧会初日となる7月9日(水)には、オープニングレセプションが行われ、出展作家の在廊も予定されています。また、7月21日(月・祝)には、MEET YOUR ARTナビゲーターの小池藍氏とのトークセッションが、公開収録の形で行われます。これを機に現代アートと盆栽が融合した新たなアプローチを体験する貴重な機会となります。

さらに、期間中には、併設されたバーで展覧会に合わせた特別メニューも提供される予定です。

この独自の展覧会は、平尾成志氏と小林健太氏の個性的なビジョンを体感できる貴重な機会であり、盆栽と現代アートの交錯によって生まれる様々な解釈を楽しむことができるでしょう。

展覧会概要


  • - 会期: 2025年7月9日(水)〜8月2日(土)
  • - 時間: 18:00〜24:00(定休日:日曜日)
  • - 会場: WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
  • - 入場: 無料・予約不要


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エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社
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東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル
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