松山智一のアートがニューヨークで続展展開
現代美術の各界で注目されている松山智一の作品《Color Of The City》が、2026年1月までニューヨークのマンハッタンにあるハウストン・バワリー・ウォールで展示されることが決まりました。この展示は2023年9月から始まり、2025年9月には展示開始から2年を迎えることになりますが、ハウストン・バワリー・ウォール史上最長の展示期間となり、松山の芸術的な影響力を示す貴重な機会となります。
《Color Of The City》は、ニューヨークの多様な市民や文化的アイコン、さらには松山が20年間にわたり撮影してきた人々をテーマにした30点のポートレートで構成されています。作品は2023年9月の初公開時に大きな注目を集め、松山自身も「ニューヨークは常に新しい文化が生まれる街」と述べています。
彼はこの大規模な壁画を通じて、日本の文化と彼自身が拠点とするニューヨークの現代的なビジュアル言語との混交を試みており、「この歴史ある場所に自分の声を載せることができるのは光栄」と言い切っています。
また、ハウストン・バワリー・ウォールは、ゴールドマン・グローバル・アーツによって管理されており、これまでにも多くの著名なストリートアーティストたちの作品が展示されてきた場所です。松山も2019年に本スペースに壁画を制作したことがあります。
ゴールドマン・グローバル・アーツは、松山の今回の展示を「ハウストン・バワリー・ウォールの再生プロジェクト」と位置づけており、《Color Of The City》は日本とアメリカの文化を融合させることで、ニューヨークの多文化なエネルギーやグローバルなアイデンティティを反映した作品として位置付けられています。
同社のCEOであるジェシカ・ゴールドマン・スレブニック氏も、「ハウストン・バワリー・ウォールは都市とアーティストの対話の場であり、松山の作品によってこの壁が再生することを楽しみにしている」と語り、アートの持つ変革の力に改めて注目を集めています。
展示は76 E Houston St, New York, NY 10012に位置し、2026年1月までご覧いただけます。松山はこの作品を通じて、人々に驚きとインスピレーションを与えることを目指しています。
個展《Liberation Back Home》も進行中
松山智一は同時に、ジョージア州サバンナのSCAD美術館にて個展《Liberation Back Home》を開催しています。この展覧会では、美術館のファサードや専用の展示空間に新作の絵画と彫刻が並びます。
「帰還」とは過去に戻ることだけではなく、新たな視点で歴史に向き合い、前進するための再構築でもあります。この展覧会を通じて、松山はアメリカ独立戦争から続く抑圧の歴史や、彼自身が育った移民コミュニティでの体験を作品に凝縮しています。
展覧会名:Liberation Back Home
会期:2025年8月1日~2026年1月4日
会場:SCAD美術館
詳細は公式サイトをご確認ください。
SCAD美術館公式サイト