NiX JAPANが国際賞に輝く
2024年9月5日、富山市に本社を置くNiX JAPAN株式会社が第7回JAPANコンストラクション国際賞の中堅・中小建設企業部門で栄えある国土交通大臣表彰を受賞しました。この表彰式には市森友明社長や斉藤国土交通大臣が出席し、受賞の喜びの瞬間を共にしました。
この国際賞は、我が国企業の海外における質の高いインフラプロジェクトに対する顕彰として、2017年に設立されました。その目的は、日本企業の海外進出を促進し、質の高いインフラ整備を推進することにあります。2024年に受賞した基準の一つには、特に中堅・中小建設関連企業の優れた成績が評価されています。今回、NiX JAPANはインドネシアでの自社水力発電事業「トンガル水力発電事業」での取り組みが認められました。
自社水力発電事業の特長
NiX JAPANが展開しているこのプロジェクトは、現地の開発銀行と提携し、資金調達を進めています。また、シンガポールに持株会社を設立し、東南アジア地域における再生可能エネルギー市場への進出を目指しています。これにより、クリーンエネルギーの導入促進と共に、地域発展への寄与を実現しています。
さらに、このプロジェクトでは地域社会との連携も重視されています。具体的には、自社の水力発電の開発に際し、コミュニティの道路整備を行い、周辺住民との共同利用を実現しました。これにより、地域住民の生活の質向上にも寄与しています。
災害時の取り組み
加えて、NiX JAPANは地域のインフラ維持にも力を入れています。地震等の自然災害によって道路や公共施設が損傷を受けた際には、同社が保有する重機や人員を迅速に活用し、無償での修復作業を行っているのです。これにより、地域社会の安定した生活基盤を守ることに貢献しています。
未来へのビジョン
今後、NiX JAPANグループは国内で培った高いインフラ設計技術や再生可能エネルギーのノウハウをインドネシアやその他の東南アジア諸国へ展開し、さらなる事業拡大を目指しています。既に水力発電や太陽光発電事業、EVビジネスに加えて、投資事業としてLPG供給ビジネスも展開中です。これらの取り組みを通じて、両国の脱炭素化社会の実現に向けても重要な役割を果たしています。
NiX JAPANの事業概要
NiXグループは、NiX JAPAN株式会社を中心に国内14社、海外7社で構成されており、インフラ技術サービス、DXサービス、エネルギー関連事業の三つのドメインに事業を展開しています。1979年の設立以来、社会インフラの整備やエネルギー事業に取り組み、今後も社会の設計をリードする存在を目指しています。
公式ウェブサイト:
NiX JAPAN株式会社