三機工業株式会社の新たな挑戦
三機工業株式会社(社長:石田博一)は、創立100周年を迎えるにあたり、新たなプロジェクト「未来へ2050 Eco-Sphere®(エコスフィア)」の始動を発表しました。このプロジェクトは、経営ビジョンの「人に快適を。地球に最適を。」を掲げ、次世代の環境インフラ創造に向けた取り組みです。2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けた重要な施策として位置づけられています。
Eco-Sphereの目指すもの
このプロジェクトは、サステナブルな世界の実現を目指し、次の100年にわたり社会から必要とされ続ける企業であることを心がけています。また、「気候変動への対応」と「人々の生活の質向上」を両立させるために、以下の4つの分野での取り組みが計画されています。
1.
エネルギー効率の向上:建物のエネルギー効率を20%以上向上させ、CO₂の削減に寄与する統合的な環境マネジメントの実現。
2.
ウェルビーイングの空間づくり:働く人々の生産性と幸福度を高める、ウェルビーイングを重視した空間づくり。
3.
自然との共存モデル:都市における自然との新たな共存モデルを提案し、生態系との共生を図る。
4.
グローバル展開:アジアを中心に、世界各地の環境課題の解決に貢献する。
未来の実現像
このプロジェクトでは、建物全体を一つの生態系として捉え、エネルギー、水、空気を統合的に管理します。また、AIやIoTを活用しつつ、人間の健康と快適性を最優先に考えた設計が進められます。都市と自然が共生する新たなインフラモデルの創造も目指しています。
今後の展開とワークショップ
2025年7月からは、京都先端科学大学フューチャー・デザイン研究センター(代表:特任教授西條辰義)との産学連携による未来志向型のワークショップが始まります。2025年内にロードマップを策定し、2030年度までに社会実装に向けた実証研究を完了する計画です。最終的には、2050年度に向けてより持続可能な未来社会の実現に貢献することが目指されています。
三機工業株式会社は、「総合エンジニアリング」の力を駆使して、人間、テクノロジー、自然が調和する未来社会の実現に寄与していきます。このプロジェクト「未来へ2050 Eco-Sphere®(エコスフィア)」は、次世代の環境インフラの鍵となる取り組みであり、持続可能な社会の礎になるでしょう。