HAL®活用事業アイデア検討
2024-07-16 21:55:09

岡山大学がサイバーダイン社と共同で「岡山リビングラボ」開催!装着型サイボーグHAL®活用した事業アイデアを検討

岡山大学は、筑波大学発ベンチャーのサイバーダイン社と共同で、世界初の装着型サイボーグHAL®を活用した事業アイデアを検討する「岡山リビングラボ」を開催しました。このイベントは、企業関係者や学生、地域住民など多様な参加者が集まり、地域の課題解決に向けたテーマについて議論し、革新的なサービスや商品のアイデアを生み出すことを目的としています。

2024年7月10日、岡山駅前「イコットニコット」内のスタートアップ支援拠点「ももたろう・スタートアップカフェ」にて、オンラインと同時開催されました。今回の「岡山リビングラボ」は、サイバーダイン社の安永好宏営業本部長と、HAL®を用いたリハビリ事業を展開する岡山ロボケアセンター株式会社の向谷隆代表取締役を講師に迎え、ワークショップ形式で行われました。

安永本部長は、HAL®が脳から筋肉に伝わる微弱な生体電位信号を検出することで、装着者の意思に従った動作を実現できることを説明しました。福祉や医療分野だけでなく、工場での重作業支援、災害現場での復興支援活動など、幅広い応用が期待されています。

向谷代表取締役は、HAL®を活用したリハビリプログラム「Neuro HALFIT®」を紹介しました。脳性まひや脳卒中を患った方のリハビリに効果的であり、HAL®の活用事例として注目されています。

ワークショップでは、参加者が数グループに分かれて、HAL®を活用した事業アイデアについて活発なディスカッションを行いました。学生や企業関係者など、様々な立場の人が集まり、ユニークなアイデアが次々と飛び出しました。例えば、水中用のHAL®を作ったり、競走馬のトレーニングに活用したり、育児に役立てるなど、幅広い分野での活用が考えられました。

安永本部長は、参加者から出たアイデアに対して真摯なコメントを返し、今後の事業展開の参考にする旨の発言をしました。

今回の「岡山リビングラボ」には、会場とオンラインを合わせて34人が参加しました。参加者からは、「楽しかった」「もっと話したかった」などの感想が寄せられました。

岡山大学は、国家戦略特区に関係している筑波大学、山梨大学、大阪大学と連携した共生型連合体を構築しています。文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」などを通じた、医療制度の規制緩和や革新的新医療技術開発、地域の暮らし変革に取り組んでいます。今回の「岡山リビングラボ」は、その一環として開催されました。

岡山大学は、今後も地域社会の発展に貢献できるよう、様々な取り組みを行っていく予定です。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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