動物たちと楽しく学ぶ！フードロスを減らそう！イベン

2025年3月20日から4月6日まで、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで「SPRING ADVENTURE 2025」が開催されます。このイベントでは、フードロスをテーマにした特別企画として「フードロスを減らそう！どうぶつのおやつバケット」が登場します。農作物の市場に出せない規格外品を動物たちのおやつにすることで、参加者は楽しく学びながらフードロス問題に触れます。

本イベントは、野菜や果物の生産過程で発生する規格外品を有効活用し、動物たちに新たな刺激を与えるものです。たとえば、イチゴや柑橘類など、約340kgの規格外果物が現地の農家から調達され、動物に与えられます。イベントに参加することで、皆様は動物へのフィーディング体験を通じて、食べられないことが多い規格外品がどれほど貴重なものであるかを理解できます。

このアイデアは、アドベンチャーワールドのスタッフが、地元の農家と話し合った結果生まれました。実際に試食をしてその美味しさに感動し、廃棄される運命にある果物を動物たちに生かす機会を与えようとの思いから、イベントの企画が始まりました。

「フードロスを減らそう！どうぶつのおやつバケット」の特長として、参加者は午後1時15分から午後1時30分までの間、サファリワールド内のアフリカゾウエリアで、動物たちにおやつを与えることができます。定員は1日20個、料金は500円です。動物たちにはイチゴや甘夏など、特別な果物が用意され、新しい味や食感を楽しむことができます。また、マントヒヒへのフィーディングや、チンパンジー教室も実施され、規格外果物を使って楽しい学びの場を提供します。

イベントへ参加する農家も、地元の誇りを持って、規格外の果物を取り扱っています。たとえば、南紀白浜ベリースタンドの「まりひめ」という品種のイチゴや、中山農園が栽培するみかんやオレンジ、森山農園の柑橘類など、地域の農業を支える取り組みを行っています。

このイベントを通じて、アドベンチャーワールドはフードロス問題に対する理解を深められる機会を提供するだけでなく、環境への配慮や動物福祉にも貢献しています。私たち一人ひとりができること、そして動物たちが幸せに過ごすためにできることを再認識する時期が来たのです。この春、アドベンチャーワールドで特別なおやつを通じた学びを体験し、持続可能な社会を皆で考えるきっかけにしましょう。実際に動物たちと触れ合う機会は、子どもたちでも参加することが可能なので、家族みんなで楽しむことができるでしょう。