「リカバリーの学校」
2023-08-10 14:23:46
くにたち市に新たな学びの場「リカバリーの学校」が誕生!
「リカバリーの学校@くにたち」開校
2023年8月19日、東京都国立市に新たな学びの場「リカバリーの学校@くにたち」が開校しました。この学校は、精神や知的障害者が地域で共に学び、生活を豊かにすることを目的とした取り組みです。これは、文部科学省から一般社団法人眞山舎へ委託された事業の一環として実施され、地域の公民館や協力団体と連携し運営されています。
背景と目的
最近、精神・知的障害者の生活の場は、施設から地域へとシフトしてきていますが、依然として自宅や通所先との分断や孤立が問題視されています。これに対抗するには、制度の充実だけでなく、相互に学び合う地域づくりが求められています。「リカバリーの学校」は、この考え方に基づき、障害の有無にかかわらず、さまざまな人々が共生できる環境づくりを目指しています。
この学校は、イギリス発祥の「リカバリーカレッジ」をモデルにしており、参加者は単に支援を受けるのではなく、共に学ぶ「学生」として活動します。自らの「生きづらさ」を乗り越え、他者とのつながりを求めることで、より主体的な生活を実現することを目指しています。特に「キョウドウ」という言葉は、共同・協働を通じて孤立をなくすという理念を表しています。
事業の特色
「リカバリーの学校@くにたち」では、次のような特色があります:
1. 対等な立場での学び: 障害の有無に関係なく、「学ぶ学生」として共に活動すること。
2. 障害者の主体的な参加: 障害者が「参加者」だけでなく、「講師」や「企画運営者」としても積極的に関わります。
3. 地域の絆を深める: 人々が共に生きるコミュニティの形成を目指します。
4. 専門家との連携: 精神疾患のリカバリー当事者が中心となり、地域の行政機関や福祉事業者と協働します。
このような構造により、教育・福祉・医療・労働などの分野の専門家が集まり、実効性のある学びの場を提供します。事業は委託期間の終了後も続くことが見込まれ、社会的インパクトを評価し、改善を重ねることで、持続可能な地域ネットワークを構築します。
開催スケジュール
「リカバリーの学校」の開校式は2023年8月19日、国立市公民館で開催され、その前に7月29日には「共に学ぶメンタルヘルスとリカバリー」をテーマとしたイベントが行われました。
協力団体
本事業は、一般社団法人眞山舎が主催し、国立市公民館や一般社団法人たまぷらねっとが協力しています。それぞれの団体が連携し、共生の理念をもとに事業を推進しています。
以上の取り組みを通じて、国立市は地域社会の絆を深め、誰もが参加できる学びの場を提供していきます。この活動が、より良い共生社会の実現につながることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人眞山舎
- 住所
- 国立市富士見台一丁目7番地1号富士見台第一団地1号棟102号室
- 電話番号
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