第3回東アジア文化フェスタが開催されます
2024年8月21日、東京都北区の北とぴあ・さくらホールにて「第3回東アジア文化フェスタ」が開催されることが発表されました。今年のスローガンは「虹をかけよう東アジアの空に」。このイベントでは、日本、中国、韓国、朝鮮の多彩な芸術が競演され、文化交流が促進されることを目指しています。
5年ぶりの開催
フェスタは3回目の開催となりますが、コロナ禍の影響で実に5年ぶりの開催となります。伝統的な舞踊や演奏が一堂に集まり、日本ではあまり見ることができない本場の様々なパフォーマンスが披露されます。
特に注目されているのは、中国の国家機密とも言われる伝統的な技、「変面」です。この技は、瞬時に異なるマスクに変わる演技を指し、その変化は観客を魅了します。日本で本格的に変面を観賞できる貴重な機会となるでしょう。
オリジナルの「双人変面」を披露
フェスタの目玉の一つは、残留孤児2世である劉妍さんとその夫、劉東風さんによるオリジナルの「双人変面」です。劉妍さんは1985年に京劇院に入団し、コンテストでの受賞歴も多数持つ実力派。夫の劉東風さんも国立北京京劇院で数々の演目を担当した経験を持つプロフェッショナルです。
彼らの演技では、通常の20回程度の顔の変化を超えて、約40回もの変化を見せることができ、鑑賞者にとっては圧巻のパフォーマンスになることが期待されます。
演者たちが魅了する多彩さ
また、東京朝鮮中高級学校舞踊部による朝鮮民族舞踊も見ごたえがあります。学校では伝統文化を重視しており、過去には海外公演も行っています。さらに、韓国の弦楽器であるカヤグムやヘグム、貴重なピリの共演も楽しめます。
他にも、中国からバリトンやソプラノ歌手、二胡奏者、太極拳のプロが参加。日本からは民族歌舞団「荒馬座」が和太鼓を使って迫力のある演技を披露し、「伊是名の会」の琉球舞踊も観客を魅了することでしょう。
平和のための文化交流
このイベントを通じて、フェスタ実行委員会の事務局長、北中一永氏は「アジアは一つ。各国の文化を知り、強いつながりを認識することが平和への道です」と述べています。
イベント詳細
- - 開催日: 2024年8月21日(水)
- - 開場: 15時30分、開演: 16時
- - 会場: 北とぴあ・さくらホール(東京都北区王子1-11-1)
- - 定員: 1,300名
- - 鑑賞券: S席4,000円、A席3,000円、B席2,000円、小・中・高校生・障がい者1,000円(当日券は各500円増し)
- - 予約申し込み: 日中友好東京文化センター(TEL 03-3261-0433)
文化の架け橋として、皆様のお越しをお待ちしております。誰もが楽しめる内容が盛りだくさんのこのフェスタで、ぜひ東アジアの文化を再確認しましょう。