手話文化の未来
2023-09-07 10:48:52
手話言語の国際デーを前にが取り組む新たな文化創造と共助システム
2023年9月23日の「手話言語の国際デー」を前に、手話や当事者の文化についての新たな理解を深めるための特別イベントが企画されました。このイベント「手話と当事者を起点とした芸術文化の未来」は、映画『LOVE LIFE』の監督である深田晃司氏をゲストに迎えて行われます。手話がもたらす新しい文化のかたちや、当事者が自ら表現することの重要性について探求します。
イベントは、東京・西日暮里に新たにオープンする手話文化を守り、体感するための施設「5005」の第一弾企画として行われます。「5005」は、手話を通じた交流と文化の創造を目指す施設です。ここでは、手話に根ざした創造的な活動が行われ、さまざまな文化の交差を生むことが期待されています。
今回のトークイベントでは、深田監督が映画制作におけるろう者や難聴者のキャスティングについても触れ、さらにはろう者や聴者が共に創造できる環境の重要性について意見交換します。映画『LOVE LIFE』が多くの注目を集めた背景には、ろう者自身が関与することで生まれた新たな視点があります。今後の文化表現においても、当事者の声が尊重されることが求められます。
イベントには、5005の代表であり、日本ろう芸術協会の代表理事である牧原依里氏、そして同協会の理事である廣川麻子氏も登壇。彼らの専門性を活かし、手話が基盤となる新たな芸術文化をどのように育てていくべきか、参加者と共に考えていきます。特に、権利の確保や障壁の克服が重要なテーマとして挙げられています。
今回のイベントには多様なバックグラウンドを持つ参加者が集い、それぞれの視点から手話や文化に対する新たな理解を深める機会となるでしょう。オンラインツールZoomを用いてのウェビナー形式で行われ、参加者にとっては気軽に参加できる環境が整っています。また、日本手話と日本語の通訳が提供され、すべての参加者が内容を理解しやすいよう配慮されています。
このトークイベントは、2023年9月14日(木)20時から22時まで予定されており、参加者は事前に申し込む必要があります。まさにこれからの手話文化を創っていくための重要なステップとして位置づけられている「5005」の活動にも注目です。手話を活用した文化を深く体感し、その可能性を広げるための「5005」に期待が寄せられています。今後も手話を通じた共生社会の実現を目指す取り組みを見守りながら、一人ひとりができることを考えていきましょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本ろう芸術協会
- 住所
- 東京都台東区谷中3-24-1野口ビル1-A「5005」
- 電話番号
-
080-7959-1031