冷凍自動倉庫開発
2024-08-23 14:57:51

三菱商事都市開発が冷凍自動倉庫の開発に着手、社会課題の解決に貢献

三菱商事都市開発の新たな試み



三菱商事都市開発株式会社(以下、MCUD)は、社会課題の解決に向けて新たに冷凍自動倉庫の開発に着手することを明らかにしました。このプロジェクトは、神奈川県川崎市の東扇島に進められ、2024年11月に工事が始まり、2026年夏に完成する予定です。MCUDは、2013年からMCUD LOGISTICSシリーズという物流施設開発に取り組んでおり、今回の冷凍自動倉庫の開発は初の試みとなります。さらに、霞ヶ関キャピタル株式会社との協業によって実現されます。

冷凍自動倉庫開発の背景


最近の消費者の変化により、ネットスーパーの普及や共働き家庭、高齢者世帯の増加が進んでいます。消費者のライフスタイルの変化に伴い、冷凍食品への需要が高まっています。ただ、冷凍冷蔵倉庫の供給不足や老朽化の進行、またマイナス温度での過酷な労働環境から労働力の確保も難しくなるなど、コールドチェーンを維持するための社会的な課題が浮上しています。MCUDは、これらの課題に立ち向かい、効率的な物流システムの構築を目指しています。

自動化技術の導入


新たな冷凍自動倉庫では、自動ラックを全面的に配置し、効率的な商品管理と出庫が可能になるだけでなく、冷凍食品の取り扱いにおける新たな基準を提供します。これにより、流通面でのトレーサビリティも向上し、食品ロスの削減にも寄与することが期待されています。自動倉庫の導入により、稼働時の労働力不足を補うことで、労働環境の改善にもつながるでしょう。

立地のメリット


初の冷凍自動倉庫が計画されている東扇島は、東京都心と横浜の中間に位置し、二大消費地を効果的にカバーすることができる交通利便性に優れた場所です。東京港や横浜港へのアクセスも良好であり、羽田空港への道も近いため、首都圏の主要な物流インフラをフル活用できる地の利を最大限に生かせる点も、このプロジェクトの魅力です。

開発概要


以下は、冷凍自動倉庫開発の詳細です。
  • - 所在地: 神奈川県川崎市川崎区東扇島
  • - 物件の種類: 冷凍自動倉庫
  • - 敷地面積: 5,000m²
  • - 延床面積(予定): 約20,724m²
  • - 各階の予定内容:
- 1階: 冷蔵倉庫(5℃)及び事務室
- 2階: 事務室
- 3階: 冷凍自動倉庫(-25℃)
  • - 着工予定時期: 2024年11月
  • - 竣工予定時期: 2026年夏

このプロジェクトが成功すれば、冷凍冷蔵倉庫の改革に新たな道を切り開くとともに、持続可能な物流と食の安全保障に貢献することが期待されます。

会社情報


三菱商事都市開発の本社は、東京都千代田区に位置し、代表取締役社長は森田憲司氏です。

  • - 会社名: 三菱商事都市開発株式会社
  • - 所在地: 東京都千代田区有楽町1丁目5番2号 東宝日比谷プロムナードビル7階
  • - 代表電話番号: 03-3500-5510

冷凍自動倉庫の開発は、三菱商事都市開発の新たな挑戦の一部であり、今後の物流革新に期待されます。


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三菱商事都市開発株式会社
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