中堅・中小建設企業のための海外事業計画支援
近年、国内市場の成熟に伴い、建設業界では海外進出を目指す企業が増えています。国土交通省は、そんな中堅および中小の建設企業向けに、「海外事業計画策定支援」プログラムを新たにスタートしました。この取り組みは、専門家のサポートを受けながら海外展開に必要な戦略を練り上げ、自社の事業計画に落とし込むことを目的としています。
参加対象と定員について
この支援プログラムの対象は、海外進出を考えている中堅・中小建設企業です。特に、過去に参加したことがある企業も再度応募できます。具体的には、中堅企業は従業員2000人以下、中小企業は資本金3億円以下または従業員数300人以下の企業が該当します。定員は10社程度とされており、申込みは早めに行うことが推奨されています。
実施方法と参加費用
支援はオンラインで行われ、参加費用は無料です。このプログラムは、国土交通省の後援を受けており、信頼性の高い情報とサポートが提供されます。参加者は専門家との個別面談を通じて、具体的な計画の策定に取り組むことができます。
講師陣
講師は、合同会社フェニックス経営研究所の加賀城剛史氏や、中小企業診断士事務所の志満屋 勝田幸秀氏、株式会社みどり合同経営の犬飼あゆみ氏と、多彩な専門家が揃っています。各講師は豊富な経験を持ち、参加企業にとって価値のあるアドバイスを提供します。
実施スケジュール
プログラムのスケジュールは以下の通りです。
- - 7月15日: エントリーシートの提出期限
- - 7月29日: 参加企業の決定
- - 8月下旬: 事前説明会および専門家とのオンラインプレ面談
- - 9月~翌年2月: 専門家とのオンライン面談(各社3回)
このように、段階を追って個々の進捗に応じた支援が行われます。
参加方法
参加を希望する企業は、事務局にメールで連絡し、エントリーシートを受け取る必要があります。エントリーシートに必要事項を記入して、期限内に返送することが求められます。問い合わせ先としては、株式会社オリエンタルコンサルタンツの担当者が案内しています。
まとめ
この「海外事業計画策定支援」は、中堅および中小建設企業が海外市場へ一歩を踏み出すためのきっかけを提供するものです。専門家のサポートを受けることで、計画の作成がスムーズに進み、自社のビジネスがさらに広がるチャンスを得ることができます。海外進出を考えている企業は、今こそ積極的にこの支援プログラムに応募してみてはいかがでしょうか。