久留米エリアのシェアサイクル「チャリチャリ」利用エリア拡張
シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を提供しているチャリチャリ株式会社が、久留米エリアにおいて新たに利用可能エリアを拡大しました。この拡張は2025年9月26日(金)正午から実施され、宮ノ陣・小森野エリアと水天宮が新たな利用エリアとして加わります。
この施策は、久留米での利用状況が好調であり、それに伴い地域のニーズに応える形で実施されました。今回の拡大によって、新たに14地点に駐輪ポートを設け、宮ノ陣駅との結びつきを強化します。この結果、車からの公共交通機関へのシフトや、周辺地域へのアクセス向上に貢献することが期待されます。
久留米エリアにおけるチャリチャリの展開
チャリチャリは、地域に密着した公共の移動手段として成長を続けています。2024年4月に久留米市との連携協定を結び、約270台の自転車と80以上の駐輪ポートを設置。JR久留米駅や西鉄久留米駅など、主要な交通機関の近くにポートを設けたことで、市民からの支持を受けて好評の声が届いています。特に、利用者の9割以上がサービスに対して満足しており、生活の中で「買い物など日常的な移動」が最も多く利用されているとのことです。
このようなデータに基づき、利用者の声を聞きながらサービス向上を目指しており、今回のエリア拡張もその一環です。ユーザー調査では、70%以上の利用者が鉄道やバスと「チャリチャリ」を組み合わせて移動した経験があり、地域の公共交通との相互利用が進んでいます。
新しいエリアの特徴
新たに利用可能となる宮ノ陣・小森野エリアでは、特に利用者からの要望が多かった「宮の陣市営駐輪場」や「古賀病院21」、「久留米高専前(小森野団地)」など、人気の場所に駐輪ポートが新設されます。エリア面積は14.4平方キロメートルから19.8平方キロメートルへと広がり、宮ノ陣駅が新たに含まれることで移動の利便性が向上します。これにより、久留米の魅力を訪れる多くの人々にとっても、快適な移動手段が提供されることになります。
さらに、春大祭や筑後川花火大会などのイベント時に、「全国総本宮 水天宮」へのアクセスを向上させる施策も行われており、地域の活性化へも寄与する意向がみられます。
チャリチャリのサービス概要
特筆すべきは、「チャリチャリ」のサービスが非常に利便性が高い点です。スマートフォンアプリを使って利用する赤い自転車は、1分7円(電動アシスト自転車は1分17円)でサクッと利用可能。福岡では2018年にサービスを開始し、累計3800万回以上の利用が記録されています。これまでに、福岡市や名古屋市、東京、熊本市など、全国各地での展開が期待されています。
さらに、チャリチャリのオリジナルヘルメットも販売されており、安全性に配慮した商品の提供を行っています。通勤や通学にぴったりなデザインで、公式オンラインストアで購入可能です。
未来へ向けての展望
チャリチャリは今後も地域住民や地元企業と協力しながら、安全で快適な交通手段の提供を続けていく方針です。未活用のスペースを利用して、さらなる駐輪ポートの設置を進めるポートオーナーを募集中です。自転車を通じて地域のつながりを深め、魅力ある街づくりに貢献することが期待されています。