イオンリテール株式会社は、持続可能な漁業を重視した小売企業として、8月21日に行われた「MSCジャパン・アワード 2025」において小売部門のアワードを受賞しました。このアワードは、持続可能な漁業を実現するための国際的な認証を行う「マリン・ステュワードシップ・カウンシル(MSC)」が主催しており、イオンは昨年に続き、今年度も受賞を果たしました。
イオンは「水産資源は枯渇資源ではなく再生資源である」という理念のもと、2006年から持続可能な漁業を支援するために、MSCの「海のエコラベル」付き商品の取り扱いをスタート。今では刺身や切身といった生鮮魚から、冷凍の煮付けやフライ商品まで、30魚種44品目にまで拡大しています。特に、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」商品がこのエコラベルの代表的な商品群を形成しており、消費者に持続可能な選択肢を提供しています。
イオンの水産商品部長、岸岡清和(きしおか きよかず)氏はこの受賞を受け、「持続可能な水産物の販売拡大を通じて、お客さまに環境への配慮を促す取り組みを進めていく」と意気込みを語りました。今後も、より多くの人々が環境に配慮した商品を選ぶことで、持続可能な漁業を支持していけるよう、さまざまな商品展開を行う予定です。
また、MSCジャパンのプログラム・ディレクター、石井幸造(いしいこうぞう)氏は、「イオン様の取り組みが多くの消費者に理解され、支持されることを期待しています」と述べ、イオンの持つ影響力の重要性を強調しました。MSCが指針とする持続可能な漁業は、単なる環境保護にとどまらず、将来的な水産資源の保全にも寄与します。
このアワード受賞を契機に、イオンは今後も持続可能な水産物の提供を一層強化し、環境に配慮した商品のイノベーションに取り組む努力を続けることで、お客様にとっても魅力的な選択肢を増やしていく予定です。リテール業界全体がこの流れに続いていくことが期待されており、イオンの成功した取り組みが他の企業にも波及していくことは明らかです。
持続可能な漁業に関するさらなる情報や、MSCの「海のエコラベル」の詳細は、公式サイト(https://www.msc.org/jp/what-we-are-doing/what-does-the-blue-msc-label-mean-JP)をご覧ください。ここから持続可能な選択肢を選ぶことで、消費者一人一人が環境保護に貢献できることを知っておきたいものです。イオンのように、持続可能な収穫を推奨する企業の存在が、これからの未来をより良いものにする手助けとなっています。