大日本印刷がシーフードショーに初出展水産業支援の新たな挑戦

大日本印刷がシーフードショーに初出展

2025年8月20日から22日の期間、東京ビッグサイトで開催される「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に、初めて大日本印刷株式会社（DNP）が出展することが決まりました。

DNPは、“水産業の持続可能な発展”を目的とし、「養殖業支援」と「鮮度保持・管理」を中心に、業界が直面する課題に対する解決策を提案しています。ブースの展示内容は、水産資源の持続可能な利用や流通の効率化、品質の安定化等、多岐にわたります。ブースの位置は東館の小間番号T-71です。

主な製品・サービスの紹介

DNPがシーフードショーで展示する製品やサービスは、主に水産業のバリューチェーンの「生産（養殖）」及び「加工・流通」に関連しています。具体的には、次のような展示が予定されています。

生産（養殖）分野

- ミールワーム飼育システム（開発中）

このシステムは、新たな動物性タンパク質の供給源として期待されるミールワームを効率的に生産するものです。養殖魚のエサとなる魚粉の代替原料として、持続可能な養殖業の実現を支援します。

- ミールワーム副産物の活用

ミールワームの飼育工程で生じる副産物として、多くのフンが出ます。そのフンを活性炭として利用することで、水処理などに対する吸着効率を向上させることが期待されています。

加工・流通分野

- DNP透明蒸着フィルムIB-FILM®

高いバリア性能と内容物が見える透明性を兼ね備えた包材で、水産物の鮮度保持や輸出時の品質維持を可能にします。

- 機能性フィルム（開発中）

DNP透明蒸着フィルムに機能性材料を付与したフィルムです。これにより、内容物の品質をより長く保つことが期待されます。

- DNPカラー判定サービス

水産物の鮮度をスマートフォンで確認できるAI支援型のアプリです。鮮度を示す色を簡単に判別することで、誰でも容易に品質管理が行えます。

- ブランドプロテクションホログラム

模倣品流通防止や真贋判定を行うラベルを提供し、ブランド価値の保護や信頼性向上に寄与します。

DNPはこれらの製品を通して、水産業界のさまざまなニーズに応え、業界の現状をより良くするための新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。

必要な詳細情報や新たな技術に関する興味をお持ちの方々には、DNPのブースへぜひ足をお運びいただき、未来の水産業に向けた大胆な取り組みを体感していただきたいと思います。