PARTsolutions V9登場
2012-01-23 19:04:31
最新CATIA対応の戦略的パーツ管理システム PARTsolutions V9が登場!
最新CATIA対応の戦略的パーツ管理システム PARTsolutions V9が登場!
キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社(東京都北区)が、戦略的パーツ管理システム「PARTsolutions(パーツソリューションズ)」の最新版「PARTsolutions Ver9」のCATIA対応版を国内で販売開始しました。この新バージョンは、設計業務における効率化を目指し、部品データの検索や管理機能を強化しています。
PARTsolutions Ver9の特長
PARTsolutions Ver9は、様々な3次元CADに対応したマルチCAD対応のパーツ管理システムです。これにより、工業規格部品からメーカー部品まで、膨大な機械部品データを標準装備しており、簡単にCADライブラリを構築したり、部品の標準化を実現することが可能です。これにより、設計時の工数削減だけでなく、製品全体のコスト削減を目指しています。
新バージョンでは、部品の共通化と流用可能な部品を見つけ出す形状検索機能が大幅に強化されました。この機能により、一般購入部品、メーカー部品、さらには社内製作部品までの共通化が期待されています。
部品標準化の重要性
製品のコストは、設計フェーズにおける部品の標準化が大きな影響を与えます。特に、製品全体のコストの中でも、部品の製造や管理など「後工程で発生するコスト」が大きな割合を占めています。このコストは製品が廃棄されない限り恒久的に発生し続けるため、設計段階での部品の流用を図ることで、後工程のコストを抑えることが可能となります。具体的には、PARTsolutionsを活用することで、設計時の部品の選定がより効率的に行えるようになります。
強力な検索機能
PARTsolutionsには、「全文検索」と「形状検索」という2つの強力な検索機能があります。全文検索では、高速なエンジンにより、膨大な登録部品の中から素早く目的の部品を見つけ出せます。さらに、あいまいな検索ワードに対しても関連ワードを自動でリストアップする機能があります。
形状検索では、形そのものを検索キーにし、類似する部品を探し出します。従来の属性による検索では不可能だった形状に基づく検索が可能となり、より自由な発想で部品選定が行えます。また、これらの検索機能は組み合わせて使用することで、より広い範囲から目的の部品を効率よく探し出せるようになります。
豊富なバンドルデータ
PARTsolutionsでは自社部品の他に、JIS、ISO、ANSIなどの各種規格データや、国内外約500社の部品サプライヤーのデータもバンドルされています。これにより、各種3次元CADにアドオンとして組み込むことができ、直接CADデータを取り出すことができます。データの互換性の問題は解消され、無駄なモデリング工数を減らすことができます。この効率化により、部品の流用が促進され、結果としてコスト削減につながります。
CATIA対応および動作環境
PARTsolutions Ver9は、CATIA V5R18からV5R20までの32bit/64bit版に対応しています。動作環境としては、Windowsの多くのバージョンで動作し、ハードウェア要件も比較的緩やかです。具体的には、Pentium 800MHz以上のCPUと700MB以上のRAM、約1.5GBのHDDが必要です。
結論
戦略的パーツ管理システムPARTsolutions V9は、設計での部品の標準化を促進し、製品コスト削減を実現するための強力なツールです。最新の検索機能の強化により、部品の流用が一層容易になり、企業全体の設計力向上に貢献することでしょう。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社
- 住所
- 東京都北区西ヶ原1-46-13横河駒込ビル2F
- 電話番号
-
03-5961-5031