EVリレー開発拠点
2022-12-22 15:19:55

東北大学に新たなEVリレー開発拠点が誕生!未来の自動車技術をリードする

新たな次世代EVリレー開発拠点の誕生



2022年12月21日、宮城県仙台市にある東北大学に新しい開発拠点「NEXEM アドバンスト テクノロジーセンター」がオープンしました。この新施設の設立は、電気自動車(EV)の需要が急増する中で、次世代型の高電圧・高電流対応の電磁リレーを開発するための重要なステップとなります。

次世代EV市場の拡大



近年、世界中で電気自動車の普及が進んでおり、中国や欧米を中心に市場が急成長しています。EMデバイス株式会社は、自動車の電装用パワーリレーを手掛け、海外市場においては売上の80%以上を占めています。このような背景を受け、同社はEV関連製品の開発を加速させるため、東北大学と共同研究契約を結びました。

新たな技術開発の拠点となる「NEXEM アドバンスト テクノロジーセンター」では、主に高電圧高電流に対応する電磁リレーの開発が行われます。具体的には、電気接点アーク放電現象の解析や、接点の力学および接触安定性についての研究が進められ、より軽量で高性能なリレーの実用化を目指します。また、ESG(Environmental, Social, and Governance)に配慮した開発活動も行う予定です。

開所式の様子



開所式には、東北大学の見学者やEMデバイスのサプライヤーおよび代理店の方々が参加し、開発施設の設立を祝いました。このセンターは、技術革新を推進し、次世代のモビリティに向けた新たな挑戦の場となります。

未来のリレー開発に向けて



EMデバイスでは、この新しい拠点を活用した研究開発の成果を基に、2025年4月には次世代型リレーの発表と販売を予定しています。これにより、世界中の自動車産業に対し、高性能な電装技術を提供することを目指しています。

会社概要



EMデバイスは、2017年に設立されたリレー専業メーカーで、通信インフラや医療機器など多様な分野で使用されるリレーを製造・販売しています。特に、自動車分野では、モーター制御用のツインリレーの開発において世界的な先駆者として知られ、業界で高いシェアを誇っています。

東北大学の位置づけ



東北大学は、日本国内で最も古い帝国大学の一つで、研究と実学を重んじる伝統を持っています。この伝統は大学の質の高さを示し、2007年には大学別特許公開件数で国内1位を達成しています。このような強固な基盤の上に、新たな技術開発が進むことで、地域と世界に貢献することが期待されています。

今後のEV関連市場において、EMデバイスと東北大学の連携がどのような革新をもたらすのか、注目です。

会社情報

会社名
EMデバイス株式会社
住所
宮城県白石市旭町七丁目1番1号
電話番号
0224-26-6406

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