株式会社 a.s.ist、リコー主催プログラムで特別賞を受賞
株式会社 a.s.ist(以下 a.s.ist)は、2025年2月7日に行われたリコー主催のアクセラレータープログラム「TRIBUS 2024」の成果発表会において、特別賞を受賞しました。このプログラムは、社内外のイノベーターと共創しながら新たな価値を生み出すことを目的とした、統合型のアクセラレータープログラムです。
TRIBUS 2024とは?
TRIBUS 2024は、リコーグループのリソースを最大限活用し、スタートアップ企業との連携を深めます。a.s.istは、このプログラムに参加することができ、約5ヶ月間にわたりリコー事業部及び関連企業との協業に取り組んできました。
a.s.istの取り組みと成長
このプログラム中、a.s.istは主に以下の2つのテーマに注力して技術開発を進めました。どちらもプラスチックのリサイクル分野に貢献する重要な成果です。
1. 樹脂判別ハンディセンサーの進化
樹脂判別ハンディセンサーには、新たに混合比率を解析できるモードが追加されました。しかし、ユーザーがどちらのモードを使用すべきか悩むこともしばしば。そこで、a.s.istは独自の判定アルゴリズムを開発し、樹脂の混合物であるかどうか、またその構成成分の数を同時に判定できるデモソフトを完成させました。これにより、ユーザーは迷うことなくセンサーを活用できるようになるでしょう。
2. 実験データの自動解析
従来のデータ解析では、専門的な知識が必要で、時間がかかるものでした。しかしa.s.istは独自のアルゴリズムを使い、データのピーク数やデータベースの組み合わせを自動的に解析できるソフトウェアを開発。これにより、解析時間は従来の半分に短縮され、教育コストの削減が期待されています。
賞の評価と今後の展望
これらの革新により、審査員からは「実用性と今後の発展可能性が高く評価」され、特別賞を受賞しました。今後は、さらに樹脂判別アルゴリズムの改良や自動解析技術の進化に努め、データ解析技術を通して産業課題の解決に寄与して参ります。
株式会社 a.s.istの紹介
a.s.istは、先端技術を用いて材料開発や物性実験におけるデータ解析を行う企業です。私たちの目指すのは、企業や研究所の抱える課題に対して最適なソリューションを提供することです。
会社概要
- - 社名: 株式会社 a.s.ist (アシスト)
- - 代表取締役社長: 林悠偉
- - 所在地: 東京都足立区伊興 5-17-24
- - 設立: 2021年6月
- - 公式サイト
仕組みと役割
TRIBUS 2024の参加を通じて得た知見を活かし、a.s.istはリコーグループとの連携を強化し、さらなる社会価値の創出を目指します。企業の社会的責任を考えたイノベーションの先駆者として、引き続き活動を続けていく所存です。たゆまぬ努力を通じ、持続可能で明るい未来を共に創造していくことを宣言します。